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国際
中国新指導部発足後初 最高レベルの中台会談へ
2013.6.10 22:21
【台北=吉村剛史】台湾の与党、中国国民党の呉伯雄名誉主席が12~14日に北京を訪れ、中国共産党の習近平総書記と会談することが9日、中台で同時に発表された。今年3月に習氏が国家主席就任後、初めて国民党が正式に派遣する訪問団を率いて、最高レベルの「国共会談」を行う。
国民党主席である馬英九総統は、会談について「両岸(中台)関係の発展における意義は非常に重大」と期待を寄せ、中国国務院台湾事務弁公室も「新たな情勢下、両党指導者が交流する重要な活動」とした。
呉氏は2008年の馬政権発足後、中国の胡錦濤前総書記と計5回会談したが、総書記就任後の習氏との会談は初めて。台湾メディアは会談予定日を13日と報じている。
馬総統は10日、呉氏ら訪問団と総統府で接見。あいさつの中で、現在、中台間で課題となっている双方の窓口機関の出先事務所設置に関し、「対岸(中国)を国としてみなすことは不可能」「(国の出先の)在外公館とはならない」と言及し、中台間での政治対話を回避する姿勢も強調した。
将来の統一を視野に、政治対話をもくろむ中国の新指導部とのせめぎあいが注目されそうだ。
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