Updated: Tokyo  2013/06/11 05:17  |  New York  2013/06/10 16:17  |  London  2013/06/10 21:17
 

ユーロ圏投資家信頼感:6月はマイナス11.6に改善-景気楽観で

Share Google チェック

  6月10日(ブルームバーグ):ドイツの調査会社センティックスがまとめた6月のユーロ圏投資家信頼感指数は上昇した。域内経済が年内にプラス成長に回帰し、ソブリン債危機は今のところ克服されたとの楽観の高まりが背景。

センティックスが電子メールで配布した10日の資料によれば、6月のユーロ圏投資家信頼感指数 はマイナス11.6と、前月のマイナス15.6から改善。ブルームバーグがまとめたエコノミスト16人の予想中央値はマイナス11.3だった。期待指数は7.3と5月の2.8を上回ったほか、現況指数はマイナス28.8と前月のマイナス32.2から上昇した。

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は6日、通貨同盟発足以来で最長のリセッション(景気後退)に見舞われているユーロ圏経済について、年末までにプラス成長に戻るとの見通しを示した。

センティックスのエコノミスト、セバスチャン・ワンケ氏は、指数改善は「ドラギ総裁のおかげで、最近の利下げ実施もあって域内に重要な勢いを与えた」と説明した。5月に政策金利を過去最低の0.5%に引き下げたECBは先週の会合では、同金利を据え置いた。

原題:Euro-Area Investor Confidence Rises as Recovery Seen ThisYear(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:チューリッヒ Zoe Schneeweiss zschneeweiss@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Craig Stirling cstirling1@bloomberg.net

更新日時: 2013/06/10 17:49 JST

 
 
 
最新のマーケット情報を携帯でご覧いただけます。ぜひご利用ください。