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中間貯蔵 双葉町に現地調査受け入れを要請
6月10日 20時19分

除染で出た土などを保管する中間貯蔵施設の建設に向けて、環境省の井上副大臣は10日、建設候補地の一つである福島県双葉町に対し、候補地の地質などを確認する現地調査の受け入れを要請しました。

中間貯蔵施設について、環境省は、東京電力福島第一原発の周辺にある双葉町、大熊町、楢葉町に分散して建設する方針で、ことし4月からは大熊町と楢葉町で候補地の地質などを確認する現地調査を始めています。
10日は、環境省の井上副大臣が、残る双葉町の伊澤史朗町長と役場の移転先である埼玉県加須市で会談しました。
この中で、井上副大臣は、「現地調査は施設の安全安心の確保策を検討するうえで基礎となるものだ」と述べ、できるだけ早く、町側に調査を受け入れるよう要請しました。
これまで伊澤町長は、国が候補地の地権者の同意を得ることを条件に調査を受け入れる考えを示していますが、会談では、受け入れるかどうかの具体的な協議は進まなかったということです。
会談のあと、井上副大臣は、「非常に前向きに考えていただいていると思う。町の同意がなければ調査を進められないので、そういう形に向けて最大限努力したい」と述べ、今後も町側と協議を続けていく考えを示しました。

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