2006年度(平成18年度)
【別紙1】
江南用地の土壌調査結果
1 所在地 愛知県江南市大間町新町24
2 用地面積 5,640m2(1,709坪)
3 用地利用・操業履歴
江南用地では、昭和32年から津島ガス江南製造所として石炭を主原料とする都市ガスの製造を開始し、昭和40年に石炭ガスの製造を停止しました。昭和40年からは油ガス製造を続け、平成17年7月に当社所有となり、12月には製造所を廃止しました。
平成18年6月に設備の解体撤去を完了して、現在は用地の一部に供給設備を設置しています。
4 調査方法
(1)履歴調査、土壌ガス調査
既存資料等により、用地利用・操業履歴の調査を行ないました。また、第1種特定有害物質(ベンゼン)による汚染状況を把握するために土壌ガス調査を行ないました。
(2)表層土壌調査
第2種特定有害物質(重金属等)による汚染状況を把握するために表層土壌調査(土壌溶出量調査、土壌含有量調査)を行ないました。
(3)ボーリング調査
土壌ガス調査及び表層土壌調査で基準を超過した地点のうち、土壌汚染対策法に準じて汚染物質毎に相対的濃度の高い4地点について深度方向の土壌調査および地層観察を行うとともに地下水調査を実施しました。
5 調査結果
(1)土壌ガス調査結果
特定有害物質の種類 | ベンゼン |
調査地点数 | 24 |
検出地点数 | 4 |
(2)表層土壌調査結果
特定有害物質の種類 | カドミウム | 鉛 | 砒素 | 総水銀 | シアン | |
溶出量 | 調査地点数 | 25 | 25 | 27 | 25 | 25 |
基準超過地点数 | 0 | 0 | 4 | 0 | 3 | |
最高値(mg/l) | N.D. | 0.009 | 0.019 | N.D. | 0.6 | |
最高値の基準に対する倍数 (土壌溶出量基準:mg/l) |
- (0.01) |
0.9 (0.01) |
1.9 (0.01) |
- (0.0005) |
6.0 (検出されないこと) |
特定有害物質の種類 | カドミウム | 鉛 | 砒素 | 総水銀 | シアン | |
含有量 | 調査地点数 | 25 | 25 | 27 | 25 | 25 |
基準超過地点数 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
最高値(mg/kg) | N.D. | 31 | 15 | N.D. | 14 | |
最高値の基準に対する倍数 (土壌含有量基準:mg/kg) |
- (150) |
0.34 (150) |
0.1 (150) |
- (15) |
0.28 (50) |
注) | |
[1] | 土壌溶出量基準とは、土壌汚染対策法に規定された基準で、土壌に対し、10倍量の水で対象物質を溶出させ、その溶出液中の対象物質の濃度基準。 |
[2] | 土壌含有量基準とは、土壌汚染対策法に規定された基準で、土壌中に含まれる有害物質の量の基準。 |
[3] | N.D.とは定量下限未満 |
[4] | シアンの土壌溶出量基準は「検出されないこと」となっており、定量下限(0.1mg/l)に対する倍数を表示。 |
(3)ボーリング調査結果
試料名称:土壌
特定有害物質の種類 | ベンゼン | シアン | 砒素 | |
溶出量 | 全試料 | 23 | 7 | 7 |
基準超過数 | 0 | 3 | 0 | |
最高値(mg/l) | N.D. | 0.4 | 0.01 | |
最高値の基準に対する倍数 (土壌溶出量基準:mg/l) |
- (0.01) |
4.0 (検出されないこと) |
1.0 (0.01) |
特定有害物質の種類 | - | シアン | 砒素 | |
含有量 | 全試料 | - | 7 | 7 |
基準超過数 | - | 0 | 0 | |
最高値(mg/kg) | - | N.D. | N.D. | |
最高値の基準に対する倍数 (土壌含有量基準:mg/kg) |
- | - (50) |
- (150) |
*シアンの土壌溶出量基準は「検出されないこと」となっており、定量下限(0.1mg/l)に対する倍数を表示。
試料名称:地下水
特定有害物質の種類 | ベンゼン | シアン | 砒素 |
全試料 | 2 | 1 | 1 |
基準超過数 | 0 | 0 | 0 |
最高値(mg/l) | N.D. | N.D. | 0.007 |
最高値の地下水基準に対する倍数 (地下水基準:mg/l) |
- (0.01) |
- (検出されないこと) |
0.7 (0.01) |
以上