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福岡大の運動部 風疹感染が相次ぐ
6月4日 17時33分

福岡市にある福岡大学は、先月から野球部の男子学生を中心に風疹にかかる学生が相次いでいるため、対策を強化しています。

福岡大学では、先月からこれまでに、野球部の男子学生5人と、テニス部の男子学生1人、それに柔道部の女子学生1人の合わせて7人が、発熱や発疹の症状が出て、相次いで風疹と診断されました。7人はすでに回復し、大学に通っているということです。
こうした状況を受けて福岡大学は、感染の拡大を防ぐため、学内の健康管理センターで、集団行動が多い運動部の学生に抗体検査を行い、数値が低い学生にはワクチン接種を促しています。
また、37度5分以上の熱や発疹が出た学生には、健康管理センターに必ず連絡をするよう、学内の掲示板や学内のイントラネットを通じて全学生に周知を図っていて、こうした学生には外出しないよう指導しています。
野球部は、今月、東京で行われる全国大会に出場することになっていますが、出場選手はすでに全員ワクチンを接種したということです。
福岡大学の内藤正俊副学長は、「集団で行動することが多い運動部の学生を中心に広まったと考えている。福岡でも流行すると危機感を持っていたので、大変深刻に受け止めている。風疹に関する正しい知識やワクチンの重要性について、授業の前などさまざまな時間を使って周知を徹底し、感染の拡大を防いでいきたい」と話しています。

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