食用油最大手の日清オイリオグループは10日、7月1日から食用油の出荷価格を引き上げると発表した。値上げ率は家庭用、業務用ともに7~12%程度。原材料高や長期的な円安傾向のためで、値上げは今年4月以来。
値上げ幅は家庭用が1キログラム当たり20円以上、業務用が1缶(16.5キログラム)当たり300円以上。いずれも4月の値上げ幅よりは小さい。
同社は原材料の大半を海外から輸入しており、1ドル当たり1円の円安で10億円調達コストが増える。足元の為替相場は円が上昇しているが、昨年に比べるとまだ大幅な円安水準で推移している。原材料価格も大豆が高止まりしているほか、菜種も中国などの需要増加で高値が続いている。
3回値上げを実施した昨年に比べると値上げを受け入れる食品メーカーや小売店が増えているものの、4月の値上げ分も完全には浸透しておらず、今後はメーカーや小売店の交渉次第だ。
日清オイリオグループ、値上げ、食用油
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