10日の東京株式市場で日経平均株価が大幅に反発し、終値は前週末に比べ636円67銭(4.94%)高い1万3514円20銭だった。前営業日と比べた上げ幅は2008年10月以来、およそ4年8カ月ぶりの大きさ。雇用統計を受けた前週末の米国市場で量的緩和が早期縮小に向かうとの観測が後退し、米国株が大幅に上げた流れを受けた。
外国為替市場で円相場が1ドル=98円台の円安・ドル高水準で推移したことで自動車など輸出株への買いが膨らみ、取引終了にかけて一段と上げ幅を広げた。日経平均の上げは上昇率ベースでも11年3月以来、約2年3カ月ぶりの大きさだった。
半面、日銀の金融政策決定会合の結果を見極めたいと様子見姿勢を取った投資家も多く、東京証券取引所第1部の株式売買代金は約1カ月ぶりに3兆円を割り込んだ。
上げ幅、日経平均株価、日銀、東京証券取引所
日経平均(円) | 13,514.20 | +636.67 | 10日 大引 |
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NYダウ(ドル) | 15,248.12 | +207.50 | 7日 16:39 |
英FTSE100 | 6,390.70 | -21.29 | 10日 13:49 |
ドル/円 | 98.52 - .56 | +1.94円安 | 10日 21:44 |
ユーロ/円 | 130.25 - .26 | +2.32円安 | 10日 21:44 |
長期金利(%) | 0.825 | -0.025 | 10日 15:47 |
NY原油(ドル) | 96.03 | +1.27 | 7日 終値 |
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