2009.05.15 Friday
誕生日のうた
今日は、誕生日に関する話題を放送しました。
誕生日と言えば、世界各国でいろいろな風習があって面白いですね。
・日本:1歳になった子どもに一升餅を背負わせて祝う。
・韓国:ミヨクッ(ワカメスープ)を飲む。
(これは、出産したあとでお母さんが栄養を取るためにわかめスープをたくさん飲むことが由来。自分の誕生日に、出産直後の母に思いを馳せるというわけですね。)
・中国: 麺を食べる。麺は長いので、長生きしましょうというわけですね。
・ロシア:歳の数だけ耳を引っ張ってもらう。これが結構痛いらしい。由来は不明。
・ブルガリア: 普段お世話になっている人にチョコレートを配る。
通常、誕生日と言えば、ケーキやシャンパンを買ってきて、年齢の数の分だけロウソクをつけて、歌を歌ってロウソクをフーッと消して…というのが定番ではないでしょうか。
さて、そこで祝う歌と言えば…?何でしょうか。「Happy Birthday」?
あれ、これってアメリカの歌では??
この「Happy Birthday」の曲、アメリカ人姉妹が作詞してから90年くらい経っているそうですが、世界で一番歌われている歌としてギネス・ワールド・レコーズに載っていますし、1962年にマリリン・モンローがケネディ大統領の誕生祝いでこの歌を歌ったという話も有名ですよね。世界中どこでも、各国語に翻訳された歌詞はあるそうですが、たいてい英語で歌われているようです。
では、日本に古くから伝わる誕生日の曲、あるのでしょうか。
探してみましたが、見つけられませんでした。やはり誕生日の歌と言えば、Happy Birthday なんです。
そもそも、昔は日本で誕生日を祝う習慣もなかったようですね。
20世紀初期まで、日本には誕生日を祝う習慣がそもそもなくて、昔は元旦に皆まとめてやってたそうです。理由は諸説ありますが、日本では100年ほど前まで旧暦を使っていて、1年が13ヶ月あるような年があったりしたわけですが、たとえば満年齢ではなく、よく「数えで何歳」という言い方をしたりもしますよね。その暦などの関係で、西洋式に満年齢という形で毎年特定の同じ日を祝うということが難しかった、という説もあるようです。
ということで、日本に昔からの誕生日の歌がないのは自然なことなのかもしれません。
ところが、やはりこれはどうなのか、と。
日本には独自の定番誕生日ソングがないのか?と思っている人が日本中にいるという話もちらほら聞こえてきます。
多くのミュージシャンの誕生日ソングがありますが、幅広く歌える曲となると難しいと思います。
日本の唱歌のように、いろんな年代の人が歌えるような、シンプルで覚えやすくて心に残る曲はないんだろうか、と思ってさらに調べてみると…
ちゃんとありました!しかも、この曲、今年の4月に完成したばかりの、できたてのほやほや!
大阪の八尾市にある異業種交流会のメンバーの方たちが作った「誕生日のうた」。
発起人でこの曲を作詞した方は、日本ウクライナ文化交流会会長もつとめておられる多忙な方。お仕事で世界各地を飛び回られているそうなのですが、お誕生日の歌と言えば、ウクライナ、ロシア、インド、中国でもハッピーバースデー。
それはなぜなのか、と疑問に思いつつ、「日本語で誕生日を祝う歌があっても良いのでは」という遊び心で、周囲の方に曲の制作を呼び掛けて、この4月についに曲が完成した、とのことでした。
この曲の歌詞には、家族や周囲への感謝がつづられ、最後には個人名を当てはめるパートもあります。
「今までありそうでなかった誕生日の歌。子どもからお年寄りまで歌ってもらえる曲になれば」とのことで、ありそうでなかった、という点が貴重だと言えるでしょう。
この「誕生日の歌」、ここで聴けます。一度聴いたらなかなか忘れられません。
http://www.bunkasozo.com/tanjoubinouta.htm
誕生日と言えば、世界各国でいろいろな風習があって面白いですね。
・日本:1歳になった子どもに一升餅を背負わせて祝う。
・韓国:ミヨクッ(ワカメスープ)を飲む。
(これは、出産したあとでお母さんが栄養を取るためにわかめスープをたくさん飲むことが由来。自分の誕生日に、出産直後の母に思いを馳せるというわけですね。)
・中国: 麺を食べる。麺は長いので、長生きしましょうというわけですね。
・ロシア:歳の数だけ耳を引っ張ってもらう。これが結構痛いらしい。由来は不明。
・ブルガリア: 普段お世話になっている人にチョコレートを配る。
通常、誕生日と言えば、ケーキやシャンパンを買ってきて、年齢の数の分だけロウソクをつけて、歌を歌ってロウソクをフーッと消して…というのが定番ではないでしょうか。
さて、そこで祝う歌と言えば…?何でしょうか。「Happy Birthday」?
あれ、これってアメリカの歌では??
この「Happy Birthday」の曲、アメリカ人姉妹が作詞してから90年くらい経っているそうですが、世界で一番歌われている歌としてギネス・ワールド・レコーズに載っていますし、1962年にマリリン・モンローがケネディ大統領の誕生祝いでこの歌を歌ったという話も有名ですよね。世界中どこでも、各国語に翻訳された歌詞はあるそうですが、たいてい英語で歌われているようです。
では、日本に古くから伝わる誕生日の曲、あるのでしょうか。
探してみましたが、見つけられませんでした。やはり誕生日の歌と言えば、Happy Birthday なんです。
そもそも、昔は日本で誕生日を祝う習慣もなかったようですね。
20世紀初期まで、日本には誕生日を祝う習慣がそもそもなくて、昔は元旦に皆まとめてやってたそうです。理由は諸説ありますが、日本では100年ほど前まで旧暦を使っていて、1年が13ヶ月あるような年があったりしたわけですが、たとえば満年齢ではなく、よく「数えで何歳」という言い方をしたりもしますよね。その暦などの関係で、西洋式に満年齢という形で毎年特定の同じ日を祝うということが難しかった、という説もあるようです。
ということで、日本に昔からの誕生日の歌がないのは自然なことなのかもしれません。
ところが、やはりこれはどうなのか、と。
日本には独自の定番誕生日ソングがないのか?と思っている人が日本中にいるという話もちらほら聞こえてきます。
多くのミュージシャンの誕生日ソングがありますが、幅広く歌える曲となると難しいと思います。
日本の唱歌のように、いろんな年代の人が歌えるような、シンプルで覚えやすくて心に残る曲はないんだろうか、と思ってさらに調べてみると…
ちゃんとありました!しかも、この曲、今年の4月に完成したばかりの、できたてのほやほや!
大阪の八尾市にある異業種交流会のメンバーの方たちが作った「誕生日のうた」。
発起人でこの曲を作詞した方は、日本ウクライナ文化交流会会長もつとめておられる多忙な方。お仕事で世界各地を飛び回られているそうなのですが、お誕生日の歌と言えば、ウクライナ、ロシア、インド、中国でもハッピーバースデー。
それはなぜなのか、と疑問に思いつつ、「日本語で誕生日を祝う歌があっても良いのでは」という遊び心で、周囲の方に曲の制作を呼び掛けて、この4月についに曲が完成した、とのことでした。
この曲の歌詞には、家族や周囲への感謝がつづられ、最後には個人名を当てはめるパートもあります。
「今までありそうでなかった誕生日の歌。子どもからお年寄りまで歌ってもらえる曲になれば」とのことで、ありそうでなかった、という点が貴重だと言えるでしょう。
この「誕生日の歌」、ここで聴けます。一度聴いたらなかなか忘れられません。
http://www.bunkasozo.com/tanjoubinouta.htm