未来を変えるデザイン展:港区で開催 19社出展 /東京
毎日新聞 2013年06月07日 地方版
環境保護や震災復興などの課題にビジネス的手法で取り組む事業を紹介する「未来を変えるデザイン展」(日本財団主催)が港区赤坂9の東京ミッドタウン内デザインハブで11日まで開かれている。
出展企業は計19社。会場には白いカプセルが並び、中をのぞくとそれぞれの企業の取り組みと、未来の姿がミニチュア模型などで表現されている。JR東日本は、駅の設備に太陽光パネルを設置するなど環境に負荷をかけない「ゼロエミッション」の駅の実現を目指すことで、低炭素社会をデザインする。旅行会社のエイチ・アイ・エスは、途上国の孤児院や学校などを訪問するボランティア・スタディーツアーの企画を推進。国境を超えた人々の交流が、平和な地球をつくっていく。
そのほか、俳優の伊勢谷友介さんが代表を務める株式会社リバース・プロジェクトやアウトドア衣料メーカーのパタゴニア、化粧品会社のラッシュジャパン、キリンなどが参加している。
最終日の11日は午後1時から、同区赤坂1の日本財団でクロージング・セッションが開かれ、多摩大学大学院教授の田坂広志さんのトークや出展企業の担当者らによる討論がある。
詳細は日本財団(03・6229・5114)へ。【明珍美紀】
〔都内版〕