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【大リーグ】ダルビッシュ、7イニング3失点も白星遠く 自己ワーストの4戦連続で勝てず2013年6月10日 紙面から ◇ブルージェイズ4−3レンジャーズレンジャーズのダルビッシュ有投手(26)は8日(日本時間9日)、敵地トロントでのブルージェイズ戦に先発し、7イニングを5安打3失点(自責2)、7奪三振。今季9度目のクオリティースタート(6イニング以上自責3以下)となったが、2死から先制を許すなどピリッとしなかった序盤が響いて今季8勝目はお預けとなった。これで5月16日のタイガース戦での7勝目を最後に、メジャー自己ワーストの4戦連続白星なし。試合も球団史上最長となる延長18回(試合時間5時間28分)の末にサヨナラ負けで、疲労倍増の“踏んだり蹴ったり”の一日となった。 球団史上最長となる延長18回の末にサヨナラ負け。共同電などによると、降板後も最後までベンチで戦況を見守っていたダルビッシュは「勝ってほしいとずっと応援していましたが…」。自身のふがいなさもあり、エースは疲れ切った表情を浮かべた。 “天敵”の一振りにやられた。立ち上がりから制球が不安定で、1回は2死一、三塁、2回も無死一、二塁のピンチ。どちらも後続を断って無失点に抑えたが、3回につかまった。2死一、二塁で打席には6番ラスマス。昨季6打数3安打と相性の悪い左打者にスライダーを右中間に運ばれ、2者生還。さらに中継に入った二塁手プロファーの三塁送球が乱れ、ボールは観客席に。球場ルールで三塁に達していたラスマスまでもがホームを踏んだ。 4回以降は立ち直り、許した安打も1本だけ。5回2死一、三塁ではラスムスを直球だけで3球三振に打ち取った。「全体的に調子は良くなかったが、試合はつくれた」と振り返る通り、終わってみれば今季9度目のクオリティースタートだったが、リードを許したままの降板。打線のおかげで今季3敗目こそは免れたが、勝ち星も手に入れられず、これで4試合連続で“足踏み”となってしまった。 ワシントン監督は「有(ダルビッシュ)はよく立ち直って試合をつくってくれた」とブルージェイズの強力打線を3点に抑えた右腕を評価。だが、ダルビッシュが最後に勝った5月16日以降は、チームも9勝11敗と負けが込み、地区首位もアスレチックスに譲り渡している。 「ここを耐えて乗り越えたい」(同監督)。指揮官が待ち望むのは、チームに勢いを呼び込むエースの白星。背番号11が再び勝ち運に乗れば、徒労感に染まる試合も少なくなるはずだ。 PR情報
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