【お知らせ】 東北の火力発電所から出された石炭灰が、苅田三菱マテリアルに運ばれセメント焼成されていたことがわかりました。
以前に勿来発電所に電話でも確認しましたが、開示請求で文書も出てきました。
以下は開示請求で出てきた文書のごくごく一部です。全国各地の汚泥や火力発電所から出る石炭灰を受け入れてセメントを作っています。
赤で囲ったのは東北です。
勿来発電所 は福島県いわき市。燃料に石炭+木質バイオマス。 灰⇒1万7599t。
能代火力発電所 は秋田の沿岸部。燃料に石炭+木質バイオマス。 灰⇒5万207t。
酒田共同火力発電所 は山形県の沿岸部。燃料に石炭+木質バイオマス。 灰⇒4万3492t。
木質バイオマスが一体どこの木で出来ているのかは未確認です。確認でき次第、追加情報で上げていきます。勿来発電所はカナダ産だと以前電話で職員が回答していましたが、もし、東北の木だったとしたらどうなるのでしょうか?汚染はチェックされてるのでしょうか?
いわきの勿来発電所がそもそも、わざわざ遠くカナダからチップを輸入するというのは経済合理性がないような気がします。だとすると自県で余っている森林資源の木質バイオマスを使ってると考える方が自然な気がします。実際、福島の火力発電所でなくバイオマス発電の方では福島の木が使われているのですから。
放射性物質の包括的移行状況調査
http://www.jaea.go.jp/fukushima/kankyoanzen/mapping_report/2nd-japanese/02-05.pdf より
これを見るともう完全に燃やしてはいけないレベルです。残念で悲しいことですが美しい森は奪われました。
東北大学岡山先生の意見
http://www.ringyou.or.jp/learn/07.html より
秋田県能代にはバイオマス発電所もありました。ここは完全に地元の木です。 ここの灰は放射能が濃縮してどのくらいの濃度になっているか、どこに運ばれてどう使われているか?それも気になってきました。
株式会社三菱総合研究所 がこのようなものを出してます。三菱が旗を振ってバイオマス発電推進して燃やす気満々です。
勿来発電所に福島のバイオマスがホントに来てないのでしょうか?たくさん余ってるようです。
平成23年度木質系震災廃棄物等の活用可能性調査(福島県域調査(4号契約))
報告書 平成24年3月
山本節子さん動画でおさらい。「大気汚染 PM2.5って何?」講演会
大気中に浮遊する粒子状汚染物質がどこから来て、気管や肺などへどのような影響を及ぼすのか。
環境ジャーナリストの山本節子先生が、豊かな自然環境を守るための方法を、国内外での独自の取材に基づきながら紹介します。
あおぞら財団 http://aozora.or.jp/
全国公害患者の会連合会 http://www.erca.go.jp/jfge/subsidy/organization/act_repo/report21/123.html
もう一回距離確認しておきます。http://i.pronet.jp/calc0.asp
(出発地点)山口県宇部市常盤台一丁目7
(到着地点)福岡県京都郡苅田町松原町12
2点間の直線距離31.263 km(31263m)
2点間の移動距離(約43769m)
徒歩での移動時間(約525分)
車での移動時間 ※時速40Kmで計算(約65分)
宇部市は宇部方式ということで公害を克服したことになっていますが、現在はどうでしょうか?
公害原因物質が対岸から偏西風で越境しているのではないのでしょうか?
能代と酒田は日本海に面していて、土壌汚染自体は低い地域です。
キログラム辺りひと桁とかだったかと。同じ東北と言っても、北関東より汚染は低い地域です。
各地の土壌汚染の数値を調べていた時、放射能汚染は距離だけではなく、風向きや降雨などが影響するのだと、実感しました。
ただもちろん、発電所の場所の汚染より、燃料になる木がどこ産かというところが影響が大きいし、大事だと思いますが。
灰は濃縮するので怖いです。