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【グラニュース】


楢崎、ピクシーに直訴

2013年6月10日 紙面から

 名古屋グランパスのGK楢崎正剛(37)が9日、ストイコビッチ監督が飛騨キャンプ(11〜20日)で選手と個人面談すると語っていることを受け、戦術などで意思統一を図るよう直訴する考えを明かした。低迷の要因は戦い方が不透明なことにあり、主将として指揮官に思いを伝える。

 10日間にわたる飛騨キャンプは立て直しを図る絶好のチャンス。ストイコビッチ監督は5月25日のC大阪戦で敗れた後、「6月のキャンプでは選手と真剣に話し合う。彼らも思うところがあるはずだ」とキャンプで選手個々と話し合いの場を設けることを明らかにしている。この言葉に主将・楢崎が呼応した。

 「監督は聞く耳を持ってくれている。どういう風にすれば力を発揮できるのか。細かいところを話したい」とピクシーとの“頂上会談”を歓迎。腹を割って立て直し策を話し合いたいと語った。

 現在5連敗中で順位は14位。チームとしてどう戦うかは今に至るまではっきりしていない。試合中は選手がボールを持ってから個々の判断で動くケースが多く、浦和やC大阪など意思統一されたチームに歯が立たなかった。「ウチには確固たるものがない。いつもイチかバチか。それじゃあ苦しい」と楢崎は言う。

 ピクシーとの会談が実現すれば、楢崎はチームとして一つにまとまることの重要性を訴える考えだ。「戦術は監督が考えることだから、それに従う。大事なのはみんながバラバラじゃなく、こういう風に戦うんだという指針を持つこと」。個人技頼みから脱却すべきだと熱く語った。

 低迷の責任は誰よりも感じている。C大阪戦後に主力は2週間のオフを与えられたが、楢崎は毎日のようにクラブハウスへ姿を現した。5日からの若手組の練習にも「一人で動くより楽だから」と志願参加した。必要ならばピクシーへの直言もいとわない。楢崎が先頭に立ち、チーム再生のかじを取る。 (木村尚公)

 

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