ジャイタプール原発: インド政府とアレバ社、反対住民の目を逃れ欧州で秘密の資金集め会合/ザ・ヒンドゥー紙(6月4日)
インドの原子力エネルギー省及びインド原子力公社の代表者は、ジャイタプール原発建設のための資金集め会合に出席するため、6月5日から6日にかけてフランスを訪問する。今回の会議は、ジャイタプール原発の建設を受け持つアレバ社がヨーロッパの投資家を対象に実施するもの。これに対し建設に反対するジャイタプール在住の農民および漁民らは、アレバ社が接触していると思われる投資家らに建設反対の意志を伝える書簡を送付した。
ジャイタプール原発の建設に反対する住民団体によると、インド政府およびアレバ社は今回の会合を住民たちに隠していた。建設事業の全体予算は過去2年間で当初の3倍に膨れ上がっているが、政府は最終的な予算額を明らかにしていない。
ジャイタプールに住む農民と漁民の代表は、地元での原発建設に明確な反対を表明している。住民らは原発の建設に抗議し、7月4日に再び抗議行動を実施する予定。
(抜粋、一部編集)
●元の記事:「ジャイタプールの村民ら、投資家会合に反発」/ザ・ヒンドゥー紙(6月4日)
http://www.thehindu.com/news/national/other-states/jaitapur-villagers-oppose-investors-meeting/article4779197.ece
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