【北京=大越匡洋】中国国家統計局は9日、5月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比2.1%上昇したと発表した。生鮮野菜の値下がりなどで上昇幅は4月と比べ0.3ポイント縮小した。一方、5月の卸売物価指数は2.9%低下し、低下幅は4月に比べ0.3ポイント拡大。3カ月連続で低下幅が拡大しており、中国景気の回復の足どりの重さが鮮明になっている。
CPI全体の3割を占める食品の上昇幅は3.2%。上昇幅は4月より0.8ポイント縮小した。気温の上昇に伴い、生鮮野菜は出荷量が持ち直して価格が1.9%下落。全体の価格低下につながった。中国の食卓に欠かせない豚肉も4.9%低下した。食品以外は1.6%の上昇だった。
5月のCPIを前月比でみると0.6%低下と、2カ月ぶりに低下に転じた。1~5月の物価上昇率は前年同期比2.4%と低位安定している。
一方、卸売物価指数は15カ月連続で前年水準を下回った。昨年10月以降、景気回復に伴って下落幅の縮小が続いたが、今年3月から再び下落幅が拡大。企業間取引の回復は鈍さが目立っている。
CPI、中国国家統計局
日経平均(円) | 12,877.53 | -26.49 | 7日 大引 |
---|---|---|---|
NYダウ(ドル) | 15,248.12 | +207.50 | 7日 16:39 |
英FTSE100 | 6,411.99 | +75.88 | 7日 16:35 |
ドル/円 | 98.12 - .16 | +1.54円安 | 10日 7:32 |
ユーロ/円 | 129.67 - .70 | +1.74円安 | 10日 7:32 |
長期金利(%) | 0.860 | +0.025 | 7日 16:13 |
NY原油(ドル) | 96.03 | +1.27 | 7日 終値 |
各種サービスの説明をご覧ください。