米家計純資産:1-3月過去最高-景気後退前のピーク上回る
6月6日(ブルームバーグ):米国の家計資産は1-3月(第1四半期)に過去最高に増加し、初めてリセッション(景気後退)前のピークを上回った。株式および住宅価格の上昇が寄与した。
米連邦準備制度理事会(FRB)の6日発表によると、第1四半期の家計と非営利グループの純資産 は前期比3兆ドル(4.5%)増加し70兆3000億ドルとなった。
リセッション前のピークは2007年7-9月(第3四半期)に記録した68兆1000億ドル。第1四半期の家計純資産はこれを2兆2900億ドル上回った。
株式や年金基金を含めた家計の金融資産は2兆1000億ドル増加し、57兆7000億ドルとなった。
家計の不動産資産は8368億ドル増加。住宅の評価額から住宅ローンを除いた部分(エクイティ)の不動産資産全体に占める割合は49.2%と、前四半期の46.7%から拡大した。
家計の債務は年率0.6%減少。住宅ローン債務は2.3%減と、16四半期連続での減少となった。自動車や学資ローンなどその他の消費者信用残高は5.7%増加した。
原題:U.S. Household Worth Tops Pre-Recession Peak for FirstTime (1)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Michelle Jamrisko mjamrisko@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Chris Wellisz cwellisz@bloomberg.net
更新日時: 2013/06/07 02:05 JSTニュース一覧
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