リニア新幹線:コンパクト駅…山梨・長野・岐阜の概要発表
毎日新聞 2013年05月13日 21時38分(最終更新 05月13日 22時08分)
JR東海は13日、リニア中央新幹線(東京−名古屋間、2027年開業予定)で山梨、長野、岐阜3県に設置される中間駅の概要を発表した。切符の販売窓口などはなく、同社は「大胆に効率性と機能性を追求したコンパクトな駅」を目指すという。
いずれも高架式の地上駅で出入り口は1カ所。全席が事前予約の指定席のため切符の販売窓口はなく、改札とホームは階段、エレベーター、エスカレーターでつなぐ。観光施設や店舗は地元負担を前提に高架下に設ける方針で、同社は「商業設備などは地元の要望を聞き、今後検討する」とした。
この日、山梨県昭和町であった沿線住民向け説明会で概要を発表した。参加者からは地震時の安全性への不安、軌道敷設による自然環境への影響を懸念する質問も相次いだ。
東京、相模原、名古屋に設ける駅は地下が想定されている。【春増翔太】