「松原 バルサルタンは日本人に合っている可能性があると思います。(中略)優れた降圧と臓器保護効果を発揮しているのではないかと思います」(『日経メディカル』2011年2月号・上写真)
「小室 (中略)バルサルタンの降圧効果はかなり強力だということです」(『日経メディカル』2011年1月号・同左写真)
声高に〝薬効〟を謳うのは、「疑惑の論文」を書いた張本人たちである―。
製薬会社『ノバルティスファーマ』(東京・港区)の降圧剤、『バルサルタン(商品名=ディオバン)』の論文不正問題が波紋を拡げている。京都府立医大、滋賀医大、慈恵医大に続き、天皇の心疾患の主治医、小室一成氏(東大大学院・循環器内科教授)が千葉大で行った試験でも調査が始まった。本誌5月31日号が、千葉大の論文不正疑惑を報じた当日のことである。
スキャンダルの発端は、 '09年から '12年にかけて京都府立医大の松原弘明氏(循環器内科・元教授)が発表した3論文が、相次いで撤回されたことだ。松原氏は大規模臨床試験の結果、「降圧効果は他の降圧剤と同じでも、脳卒中や心筋梗塞などのリスクを下げる」とバルサルタンの薬効を国内外の学会誌に発表したが、昨年末から「致命的なミスがある」などとして相次いで撤回されている。
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