国際米韓原子力協定延長へ 韓国の核燃料再処理認めず2013.4.24 20:48

  • [PR]

国際

  • メッセ
  • 印刷

米韓原子力協定延長へ 韓国の核燃料再処理認めず

2013.4.24 20:48 韓国

 韓国政府による使用済み核燃料の再処理とウラン濃縮を事実上禁じた米韓原子力協定について、米韓は来年3月末までの有効期限を2年間延長することで合意した。韓国外務省が24日発表した。

 18日まで行われた期限切れに合わせた改定協議で、韓国は核燃料再処理などを認めるよう求めたが、米側は核拡散を懸念し、拒否してきた。期限延長は5月の米韓首脳会談を前に対立の表面化を避ける狙いがあるが、韓国は事実上、交渉に失敗した。

 原子炉で使用した核燃料を再処理して取り出すプルトニウムや高濃縮ウランは核兵器の原料にもなる。1970年代に当時の朴正煕政権が核開発を秘密裏に進めたことを受けて、米国が韓国に原発技術を提供する代わり、核兵器開発能力を奪うために現行協定が結ばれた経緯がある。(共同)

関連ニュース

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2013 The Sankei Shimbun & Sankei Digital