◆第5回AKB48選抜総選挙(8日・日産スタジアム) 日産スタジアムに地方旋風が吹き荒れた。名古屋を拠点とするSKE48から松井珠理奈(16)と松井玲奈(21)が6、7位に食い込み、「神7」と呼ばれた常連メンバーの一角を崩した。また、握手会での丁寧な対応で「釣り師」の異名を取るNMB48・渡辺美優紀(19)、SKE48・須田亜香里(21)の2人が着実に票を集めて初の選抜入りを果たした。
姉妹グループを代表する2人の「釣り師」が、悲願の選抜入りを成し遂げた。「みるきー」ことNMB48の渡辺美優紀(19)は、昨年の2倍以上となる4万4116票を獲得して同19位から15位へステップアップ。「いつも応援してくださるみなさんのことが本当に大好きです」。名前を呼ばれると、小さくガッツポーズをつくって子猫のような甘~い目線を投げ掛けた。
司会の木佐彩子アナウンサー(42)が「魔法の握手」と紹介した握手会キラー。両手でファンの手を握りしめ、デレデレの視線でハートを射抜くテクニックに、総合プロデューサーの秋元康氏も一目置く。みるきーは「全然普通の握手なんですけど…」と謙虚だったが、苦手のあいさつでも最後はやはり釣り師ぶりを発揮。「みなさん大好きー!!」と、笑顔を振りまいた。
SKE48で昨年の29位から16位へと大躍進を遂げたのも、「握手会女王」の異名をとる須田亜香里(21)だった。ダブル松井に続くグループ3人目のベスト16入り。しかし「握手会の須田」と評されることには「握手会以外でも認めてもらいたいと、すごく悔しい思いがあった」という。「SKE48は卒業生がたくさんいて、今が頑張りどころ。私は21歳で新世代にはなれないけど、それが無理なら今を引っ張る人になればいいじゃないですか!」。力強い言葉で、グループをけん引することを宣言した。
決して多弁ではないが、みるきーは日頃から「日本一のアイドルが目標」と公言する。選抜入りは成し遂げたが、NMB48の二枚看板として比較される山本彩(19)に3年連続で敗れるという結果も突き付けられた。「15位という順位を自信に、もっと前に進んでいきたい。NMB48、そしてAKB48を引っ張っていけるような存在になりたい」。大阪、名古屋の釣り師から、全国区の釣り師へ―。みるきー、須田の2人にとって、初の選抜入りは新たなステージへの出発に過ぎない。
◆釣り師 握手会などで、ファンに対して過剰なアピールやスキンシップを図ってくるメンバーのことを指す“AKBファン用語”。上目遣いでファンの顔を見る、握手の際に長時間もしくは強く手を握る、思わせぶりなことを言ってくるなどの行為がある。
[2013/6/9-06:02 スポーツ報知]