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経済
グランフロントとはここが違う!専門店は売り場の4割…高さ日本一「あべのハルカス」にオープンする近鉄百貨店
2013.5.1 23:39
[再開発]
近鉄百貨店は1日、高さ日本一の超高層ビル「あべのハルカス」にオープンする百貨店「あべのハルカス近鉄本店」(大阪市阿倍野区)の詳細な店舗内容などを発表した。専門店を充実させるとともに、非物販の面積を増やし、買い物をしなくても楽しめる空間に仕上げ、若者や家族連れなど幅広い層を取り込む。JR大阪駅北側に複合ビル群「グランフロント大阪」が開業し、大阪・キタの魅力が高まっているが、飯田圭児社長は「赤ちゃんから高齢者までフルターゲットで、グランフロントとは目指しているところが違う」と意気込みを話した。
あべのハルカス近鉄本店は6月13日に部分開業、来春に全面開業する。特徴のひとつが、テナント賃料を支払い、独自の店舗展開を行う「専門店」を全売り場面積の約4割(現行は約1割)に誘致することだ。
具体的には、婦人服・雑貨などの売り場を現行比2倍の4万平方メートルに広げ、そのうち1万1千平方メートルに約100店の専門店で構成する一大ゾーンを設ける。これにより、幅広い女性層の集客を狙う。
また、国内最大となる21店のカフェ(計千席)をオープンするほか、料理学校や幼児教室などを開設。日本一となる10万平方メートルの営業面積を生かし、約4分の1を「非物販」フロアに設定した。これにより、1人あたりの滞在時間を現行の約70分から2時間に拡大することを目指す。
初年度(平成25年度)の売り上げ目標は1040億円(専門店含む)。全面開業後は1450億円、来場者数は4500万人を見込んでおり、大阪・キタの人気が高まる中、「キタへの一極集中ではなく、個性を持った集客で大阪全体を活性化させていきたい」(飯田社長)としている。
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