経済「うめきた2期、文化的施設に」 同友会の加藤代表幹事2013.6.4 22:18

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「うめきた2期、文化的施設に」 同友会の加藤代表幹事

2013.6.4 22:18
関西経済同友会の新代表幹事に就任した加藤貞男氏=4日午後、大阪市中央区・日本生命本店(志儀駒貴撮影)

関西経済同友会の新代表幹事に就任した加藤貞男氏=4日午後、大阪市中央区・日本生命本店(志儀駒貴撮影)

 関西経済同友会の代表幹事に就任した加藤貞男氏(日本生命保険副会長)は4日、産経新聞のインタビューで、JR大阪駅北側の再開発地域「うめきた」の2期開発区域(17ヘクタール)について「緑地化を基本に、大学や美術館など文化学術施設の設置も議論していきたい」との考えを示した。2期区域の開発案はまとまっていないが、加藤氏は緑化を前提に文化施設の誘致などをアピールする考えだ。

 加藤氏は、うめきたに先行開業した複合ビル群「グランフロント大阪」を踏まえ、「採算性だけを考えれば商業施設やオフィスなどだが、もう必要ない」と強調。その上で「緑地にふさわしい施設が必要。大学や美術館なども検討し、議論を深めたい」と述べ、文化・学術面で公共性のある施設を誘致し、都市機能を高める考えを示した。

 同友会がまとめた提言では、2期開発区域を全面緑化すべきとしている。一方、関西経済連合会は一部の民間利用を訴えるなど、意見が割れている。

 また、加藤氏は関西の活性化策について「アジアの成長の取り込みが重要になってくる」と指摘。関西国際空港などを活用し、アジアとの連携強化に取り組む考えを示した。

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