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山形、福島の原発避難者支援団体 17日、山形で交流会

 福島第1原発事故による福島県からの避難者をサポートしようと、山形県は17日、山形、福島両県で避難者支援や子育て支援を続ける団体の関係者を招き「第1回山形・福島避難者支援交流会」を山形市で開催する。意見交換を通じ、長期化する避難生活で生じた課題の共有や、避難者が福島に戻った後の支援の在り方を考える。
 山形県が本年度、新たに取り組む「やまがた・ふくしま子育て支援交流事業」の一環で、年3回の交流会を予定する。
 初回は約40人が参加し、活動報告や支援の現場の視察を行う。武蔵大の武田信子教授(臨床心理学)による、避難者支援をテーマにした講演も予定する。交流会で出たアイデアなどを県が事業化することも考えているという。
 山形県では現在、約9300人が避難生活を送っており、中でも夫を福島県に残した母子避難が多い。避難生活が長期化することで、福島に帰ってからの生活に不安を感じる人や、帰県後の人間関係に悩む人が多いという。
 県子育て支援課は「県境を越えて支援団体が連携することで、避難者が抱える課題を認識し、継続的な支援を可能にしたい」と話している。


2013年06月09日日曜日


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