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【プロ野球】

新井貴が逆転2ラン 阪神3連勝で貯金は最多の11

2013年6月9日 紙面から

阪神−ロッテ 4回裏無死一塁、逆転2ランを放ち生還した阪神・新井貴(右)はナインに手荒い祝福を受ける=甲子園球場で(山口登撮影)

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◇阪神3−1ロッテ

 阪神が3連勝で今季最多の貯金11。1点を追う4回に新井貴の8号2ランで逆転。6回は無安打で貴重な加点。能見は3安打1失点で2試合連続完投勝ち。自身5連勝でリーグトップタイの6勝目。ロッテは成瀬が7イニング3失点で2敗目。

     ◇

 低く鋭いライナーが左中間のフェンスを越えていった。ロッテに1点リードされて迎えた4回の攻撃。無死一塁で打席に入った阪神の新井貴は、成瀬の真っすぐをとらえた。逆転2ラン。プロ39人目の通算1000打点を超え、1001打点目はチームに勝利をもたらした。

 「(外野の頭は)越えると思ったけど、入るとは思わなかった。1打席目(三ゴロ)に引っ張りに入っていて、ゲッツーが怖かったからセンター方向を狙ったんだけど、価値ある打点でうれしい」

 広島でルーキーだった1999年の6月6日、中日戦(浜松)で初スタメンを果たし、野口から放った初本塁打で記録した初打点から15年目。快挙の到達を問われると「まさか1000もいくとは思わなかった。携わってくれた人たちに感謝したい」と答えた。

 999打点と王手をかけたのが5月26日の日本ハム戦だった。そこから8試合足踏みを続けた。日数にすれば12日間の打点なし。周囲には産みの苦しみに映ったが、本人は「まったくなかったよ。ヒットもそんなに出てなかったけど、調子が悪い感じじゃなかったからね。いつか出るだろうと思っていた。ただ花が気になってね。用意してくれているのに悪いな、と。女の子が花を持って立っているのが見える球場もあったから」と、関係者への申し訳なさを感じていたという。

 節目の一打でチームの3連勝に貢献するとともに、自身の打率を再び3割に戻した。 (中山隆志)

 

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