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【芸能・社会】

さしこ初戴冠 第5回AKB総選挙 歴代最多15万570票

2013年6月9日 紙面から

1位に選ばれた指原莉乃(右端)はHKT48のメンバーに祝福される=横浜・日産スタジアムで(北村彰撮影)

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 人気アイドルグループ「AKB48」の32枚目シングル(タイトル未定、8月21日発売)の歌唱メンバーをファン投票で決める「第5回AKB48選抜総選挙」の開票イベントが8日、横浜市の日産スタジアムで開かれ、昨年の総選挙後、AKB48からHKT48に移籍したチームHの指原莉乃(20)が、15万570票という驚異的な獲得票数で1位となり、初のセンターポジションを獲得した。チームKの新キャプテン、大島優子(24)は2位。史上初の連覇はならなかった。

 総選挙史上最大の番狂わせをさしこが演じてみせた。先月発表された速報で首位に立った指原だが、大島の連覇や渡辺麻友が初の栄冠に輝くのではという予想が多かった。しかし、ふたを開ければ2位大島に約1万4000票差、3位渡辺には約5万票もの差をつけた。獲得した15万570票は一昨年に前田敦子が記録した13万9892票を大きく上回る最多得票だ。

 順位発表では2位で大島の名前が呼ばれると、指原の1位を確信した会場の約7万人のファンから「ウォ〜」という大きなどよめきが起こった。モニターに映し出された指原は両手で顔を覆い、信じられないといった表情。篠田麻里子や松井珠理奈もぽかんとした顔で会場を見つめるばかり。大島は静かに拍手を送った。

 指原は「今すごいびっくりしていて涙も出てこない。口の中もぱさぱさで水分がもっていかれている」と独特の表現で喜びを表した。大島が2位で呼ばれても「飛ばされて呼ばれないと思った」とヘタレ発言も飛び出した。センターを務めることになるが「変な曲にされそう。優子ちゃん助けて〜」と大島に助けを求めた。大島からは「変な曲でもさっしーがセンターなら大丈夫」と納得の? お墨付きをもらった。

 昨年の総選挙で4位に躍進した後、週刊誌で元交際相手と名乗る男性の暴露記事が掲載され、HKT48に移籍した。博多で新たに出直し、今年4月には活躍が認められ、HKT48劇場支配人兼任となった。しかし、移籍が決まったときは「私を受け入れてくれるのか」と大いに悩んだ。「明るく振る舞っていたが孤独だった」と振り返る。それでも「15万票ですよね。すごい票が入ったのを見て私は孤独じゃないと感じることができた」と笑顔をはじけさせた。

 記念のトロフィーを受け取ると少し落ち着いてきたのか「きのう、もしかしてと思って小顔のマッサージに行った」と笑わせた。

 「私がセンターになるとAKB48が壊れると言われるけど、絶対にAKB48は壊しません!!」と新エースとして力強く宣言。最後はフロート車に乗って場内をウイニングラン。まさに「災い転じて福となす」。博多から逆襲し、センターをつかみ取った指原に、総監督の高橋みなみは、「新しい風を吹かせて」とエールを送った。

 ◆最多の264万票超 246人が立候補した今回の総選挙の総投票数は過去最多の264万6847票で、上位64人の合計だけで218万5273票だった。

 ◆指原莉乃(さしはら・りの) 1992(平成4)年11月21日、大分県生まれ。2007年研究生としてAKB48入り。翌年正規メンバーに。同年「大声ダイヤモンド」で初めて選抜メンバー。12年5月シングル「それでも好きだよ」で待望のソロデビュー。翌月、男性スキャンダルが発覚しHKT48に移籍。13年4月HKT48劇場支配人兼任となる。愛称は「さしこ」「さっしー」。

 

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