【動画】さしこ1位「まさか私が」 |
今年のAKB48の「選抜総選挙」は、東京のAKB48から福岡を拠点とするHKT48に移籍した指原莉乃さんが、初の頂点に輝いた。開票結果の発表直後、指原さんが多くの報道陣を前に喜びを語った。
AKB総選挙 速報ページ――今の気持ちは?
壇上では驚きすぎて喜びとかをかみしめる暇もないまま(ファンへのあいさつのために)ステージを一周させて頂いた。今ちょっと時間が経って、こうやってたくさんの人がお話を聞きに来てくれているのを見て、実感もわいてきてすごくうれしく感じています。
――序盤の開票速報でも1位。ちょっとは可能性あると思っていた?
思ってなかったです。ファンの方々を信じていなかったとかではなく、今までたくさんの方のスピーチを聞いていて、1位というのは相当重みのあるもので、大事なものとわかっていたので。まさか私がと、まったく考えていなかったですね。
――秋元康さんに不安でメールをした?
秋元さんに「結局どうなりますかね」と言ったんですよ。秋元さんも知っているわけないし、秋元さんもその場で知るので「知らない」と言われました。
――前代未聞の15万票超えについては
人数はあれにしましても、きょうの日産スタジアム(の7万人の観客)がもう1個出来るということじゃないですか。そう思ってあの数をみると、うそみたいな票です。
――ほかのメンバーは自分で何票かいれた人もいたが、指原さんは?
しました。毎年願掛け的に3票入れているんですけど、今年は10票入れました。(効果あった?)そうですね。気持ちの問題だと思うので、してよかった。
――結果としてみれば博多に行ったかいがあった。
やっぱり去年は1人しか(64位以内に)ランクインできなかったんですけど、今年は私を入れて6人。自分にとっても、HKT48にとっても、自信につながった。HKT48として活動して良かったな、と思うことばかりです。
――せっかくですから博多弁で喜びのコメントを
どうしよう、私、大分県出身なんで大分弁しかしゃべれないんですよ。どうしようかな。大分弁でいいですか。……「みんなが応援してくれちょんけん、頑張るけん」的な。やめて下さい。やばい。人が多すぎで恥ずかしいですね。
――開票結果の発表で、大島優子さんが2位と言われたときはどう思った?
絶対うそだと思いました。優子ちゃんはすごく尊敬している人なので。2位だから越えられたというわけではないですし。まだまだ目標としている、尊敬する先輩なので、2位で呼ばれて「よしっ」とは思えなかったです。
――高橋みなみさんからは何か声をかけられた?
たかみなさんからは「大丈夫だから安心して」と言ってもらいました。
――篠田麻里子さんは、彼女のふるさとの福岡ドームでのコンサートで卒業するという縁もあるが?
お話は聞いていなかったんですけど、やっぱり1人で巣立ってもおかしくない存在だな、と勝手に私は思っていた。AKBにいると踏み出せない活動があると思うので、卒業して1人のタレントとして「麻里子さま」はもっと活躍するんじゃないかなと。寂しいけど、頑張って欲しい。
――福岡ドームでのコンサートは盛り上がる?
そうですね。何よりも福岡、いま熱くしたい街なので、盛り上がるといいなと思います。
――高橋さんが以前、「指原さんに負けたら土下座する」と言っていたが。
えー、うそー。土下座されていないですね。後でしてもらいますね(笑い)。約束は守って頂いて。(実際にされたら?)いやー、互いに土下座します。
――今後センターとして、引っ張っていく重みは。
指原個人としても、どうしようという気持ちのほうが強いので、優子ちゃんとかにお話をいっぱい聞いて。今の時間もたくさん話をさせてもらって。頑張るとしか言えないですね。
――何を話した?
優子ちゃんですか? 一番最初に声をかけてくれて「すごく緊張するし、センターに立つ人しかわからない苦労もあると思うけど、私はわかっているから、ちゃんと支える」と。あと「この1年の指原のことを見てくれていて、1位なら納得できるよ」と言ってくれたのが、すごくうれしかったです。
――指原さんは、この1年振り返ってどうだった。
早かったですね。あっという間でした。何が何だか覚えていないくらい。(忙しい?)そうですね。ありがたいことなので、忙しくて大変だとはまったく思わなかったんですけど。将来10年くらいたって、あのころすごかったと思うような生活を送ってましたね。
――センターとしてやりたいことは?
うわー。AKB48には守っていかないといけない記録があるので、私がセンターになったシングルで途絶えたら最悪なので。そうですね。なるべく握手会をいっぱいします。なるべく記録を保持したい。
――来年の連覇は?
うわー、1年後の話ですよね。あるかどうかわからないですよね。何も想像できないですよね。
――大島さんは連覇の大変さもわかっている。
一回経験してみないとわからないので。来年もやるならなるべく上位には、という気持ちはあります。
――冷静になって考えると、AKBに入ったときから「いつかセンターとってやろう」という気持ちは持っていたんですよね?
オーディションを受けたときは、いけると思っていたので。そのときはセンターになりたいと思っていた。上京してからというもの、やはりかわいい子が多いですし、大分県がそうじゃないというわけじゃないんですけど。どう言うと誤解されないかわからないですけど、話すメンバーはいろんなかわいい子がいて、いろんな才能を持っていて、そんな中で胸をはってセンターになりたいと言えるタイプではなかった。もちろんいつかは、という気持ちはあったんですけど。一番最初は。
――秋元さんにはさきほどお会いになりましたか。
お会いしてないですね。さっきそこにいたんですけど。こうやっていました(両腕を曲げて同時に手のひらを空に向けて持ち上げるポーズ)。あんまり納得いってないんだと思います。(会ったら?)すみませんと謝ります。でも、総選挙は秋元さんが決めたことだし、こうなったのは秋元さんのせいだと。
――地元・大分のファンに。
大分市の観光大使をやらせていただいているんですけど、駅にポスターを貼って下さったり。私が住んでいたころ、まさか大分市の方に応援して頂ける環境になるなんて思っていなかったので、改めてもっと大分を盛り上げていきたいと思いました。ぜひ大分県でAKBのコンサートを。あっ、1位になってやりたいこと、大分県でコンサートがしたいです。1回もしたことがないんですよ。
――1年前にファンを驚かせる出来事(男性との交際発覚)があって、HKTに電撃移籍。自分のアイドル人生がどうなってしまうかと思いませんでしたか。
もともとアイドルという分野じゃないと思っていたので、アイドル的にどうとかは思わなかったんですけど。まあそうですね、あやや(松浦亜弥さん)にはなれない、と思いました。なりたかったんで。そのときあややはあきらめました。
――センターをとって、1年前からのことを思ってどういう気持ちなのか。
地元が増えたようでうれしいですね。1年前は大分県しか帰る場所がなかったけど、今は福岡にも帰る場所があるし、温かいファンやメンバーもいる。1年たって良かったな、とかしか思わないです。
――このアイドルグループを、世界に向けてどうしていきたいですか。
世界ですか? (日本でもいいですが?)日本にします。私が1位になったことで、AKB48の魅力が下がらないようにということしか考えられないんですけど。新しい魅力が伝えられるように、音楽番組などでがんばります。
――今回の総選挙は世代交代と言われるが、若い世代をどうやって引っ張る?
それが一番申し訳なくて。今引っ張っているわけでも次世代でもない、中間の人が1位とっちゃったのが申し訳なくて。今次世代と呼ばれているメンバーに、HKT48のメンバーをぐっと引き寄せて、HKTのメンバーがAKBの次期エースと言われるように、そちらも育てていきたいという気持ちです。
――最後ファンに。
私なんかがセンターになって魅力は下がってしまうと思いますが、私なりに一生懸命頑張りますので、AKB48、HKT48の応援をよろしくお願いします。
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