広島に夏の訪れを告げる祭り「とうかさん」が７日、広島市中区の円隆寺で開幕。「ゆかたできん祭」も中央通り一帯などで始まる。市中心部は９日まで、浴衣姿の参拝客や見物客でにぎわう。

　約５００個のちょうちんが飾り付けられた境内や参道を午前、檀家（だんか）約６０人がほうきで掃き清めた。円隆寺は８日は午後２時４５分から本堂で東日本大震災犠牲者慰霊の三回忌法要をする。期間中、約７万人の参拝を見込む。

　ゆかたできん祭は市中央部商店街振興組合連合会や市などでつくる実行委員会の主催。７、８の両日午後７時半から、中央通りでメーンイベントの「ゆかたで踊りんさい」がある。広島地方気象台は「８日まで晴れるが、９日は晴れたり曇ったりする」とみている。

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【写真説明】ちょうちんが並ぶ参道を掃き清める檀家＝７日午前１０時５分、広島市中区の円隆寺（撮影・天畠智則）