サッカー:広島市にスタジアムを 「将来像」見据え議論 検討協が会合、来秋にも最終報告 /広島
毎日新聞 2013年06月07日 地方版
広島市内でのサッカー専用スタジアム建設について話し合う「サッカースタジアム検討協議会」の第1回会合が6日、市役所(中区)であった。市民球場跡地への建設を前提にすべきとの意見が出たが、まずは広島におけるスポーツの将来像を広く考えて議論を進めることを確認した。今後、建設地や規模、管理運営主体などを検討し、年度内に中間報告、来秋に最終報告をまとめる。【高橋咲子】
検討協は広島市、県、広島商工会議所、県サッカー協会の4者が設置。冒頭、松井一実市長は「自由闊達(かったつ)な議論をしていただき、4者で成果を受け止めてしっかり協議したい」とあいさつ。会長に広島修道大の三浦浩之教授(都市環境デザイン)が選出された。
意見交換では、サッカー関連団体に属する委員からは市民球場跡地を前提に早急に議論を進めるべきだとの声が上がった。一方、複数の委員から「国際平和文化都市として、スポーツをどのように育てるかという将来像が必要」(高木彬子委員)など街づくりにおけるサッカーの位置づけについて理念を整理したいとの意見が出た。
また現在サッカー場として使用しているエディオンスタジアム広島(安佐南区)についても事務局から報告があった。陸上大会よりサンフレッチェの試合を優先しているとの批判がある▽ピッチとスタンドの距離が遠く臨場感に欠ける▽設備が日本サッカー協会のスタジアム標準を完全には満たしていない▽駐車場の設備が不十分−−とした課題が挙げられた。市スポーツ協会会長の山根恒弘委員は、11年度の同スタジアムの収入1億870万円のうち、6510億円がサンフレッチェ関連であることも明らかにした。
会合終了後、三浦会長は「(球場跡地への)強い思いがあるのは承知しているが、市民にはサッカーと関わりの少ない方もおり、スタジアムで街がよくなると思ってもらうためにも(まちづくりの観点での)議論が必要」と話した。次回会合は7月上旬の予定。