ダッシュする阪神・新井良と大和=甲子園(撮影・鳥越瑞絵)【拡大】
現在9勝8敗1分け(勝率・529)で12球団5位(セ・リーグでは1位)だ。「セ・リーグがやられっぱなしではアカンからね」。昨季は巨人が交流戦を制覇したが、それ以外の7年間はパ・リーグが制覇した。虎将はチーム状況を「一進一退」と表現したが、交流戦初Vへの手応えも感じている。
2日のソフトバンク戦(ヤフオクD)では劣勢だった終盤、新井良に今成、藤井彰には桧山と連続代打を送り、逆転に成功するなどタクトがさえ渡っている。投手では加藤、福原、安藤らベテランのリリーフ陣が、不調で2軍に降格している守護神・久保不在を感じさせない働き。さらに、前カードの西武戦(倉敷、甲子園)では終盤をしのいで西岡、マートンが連夜のサヨナラ劇を演出した。勢いだけでなく強さは本物だ。
虎将は今後のポイントとして、左投手対策を掲げた。「どこのチームもそういう傾向がある。特に左(投手)に対してはね。それをどう攻略していくか。そういう投手を攻略してチーム力をあげていかないと」。