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2013年6月7日(金) 19:05 |
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サワラの稚魚がさぬき市へ引っ越し
瀬戸内を代表する魚、サワラの漁獲量回復へ向けた取組みです。 先月、人工授精したサワラの卵は、高松市の水産総合研究センターで稚魚にまで育てられ、7日、放流に向けてさぬき市の中間育成場に、運ばれました。
先月、香川県沖の瀬戸内海でサワラの人工受精が行われました。 受精卵は、高松市の水産総合研修センターに運ばれてふ化し、研究員の手で1ヶ月近く育てられてきました。 稚魚は体長4センチにまで育ち、7日、中間育成場にうつす引越しの日を迎えました。 稚魚を網で囲って追い込み、ポンプを使って吸い上げます。 サワラの稚魚は、今年は、約9万5千匹が生産されました。 目標の10万匹には届きませんでしたが、稚魚自体の成長は十分で、それぞれの個体の成長速度もばらつきがほとんど無い、とても良い状態に育ったということです。 稚魚を乗せたトラックは、20キロ近く離れたさぬき市の大規模中間育成場へ移動しました。 この育成場で、10日ほどかけ体長7センチ程度に育てられます。 サワラの稚魚は食欲旺盛で、一日8回エサを与える必要があります。 絶え間なくエサを与えないと、共食いを始める恐れがあるからです。 サワラの稚魚は、岡山や兵庫などの育成場でも育てられます。 さぬき市の稚魚は今月17日に、瀬戸内海に放流される予定です。 サワラの漁獲量回復のための地道な取組みが続きます。
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