名指しで非難された『読売新聞』の慰安婦特集記事に逆上したのか、それとも『WiLL』5月号の「大反撃」に慌てたのか…
『朝日新聞』が連日の“従軍慰安婦あるある”キャンペーンを開始した。27・28日夕刊特集『ニッポン人脈記』、27日夕刊2面の「アジア女性基金」が行った河野洋平のインタビュー転載、更に28日には再び社説でお粗末なご託を並べた。
一貫しているのは、目新しい材料が一片もないことだ。恥の上塗りである。海外メディアの論評をなぞって持説を補完する手口は、これまで同様の反日キャッチボールだ。
夕刊の特集『ニッポン人脈記』には、捏造スクープ以来、距離を置いていた自称歴史家・吉見義明を登場させている。この吉見こそ、92年1月11日付の悪名高い捏造スクープの共同正犯だ。
真性売国奴・吉見義明(時事=AFP)
業者による人攫い紛いの慰安婦斡旋を諌めた文書を「軍の組織的な犯罪加担」と歪曲し『募集含め統制・関与』との見出しを掲げて、読者を欺いた張本人。
『朝日新聞』は、広報レベルで記事の曲解を認め、事実上の訂正をしていたとも言われるが、今回の吉見支援記事でそれも誤りだったことがハッキリした。27日夕刊では、こう表記している。
92年1月、中央大教授の吉見義明(60)が、日本軍が軍慰安所設置を指示した文書を発見し、政府も知らんぷりはできなくなる。
捏造スクープ問題に頬かむりし、「知らんぷり」を決め込んでいたのが当の『朝日新聞』だ。
その公文書が“従軍慰安婦”を示す資料でないことは、朝日側が最も良く知っている。それが“決定的な証拠”であれば、今回も援用するのが筋だ。
朝日が知らんぷりする“伝説の歪曲スクープ”
そして『朝日新聞』の吉見との連携復活は、この記事だけでは終わらなかった…
【吉見義明の驚愕すべき拉致相殺論】
今回のキーセン従業員騒ぎを悪用して拉致事件を相殺する黒い思惑がが反日メディアに見られることは以前、指摘した。
それが如何に愚かであるかは、黄長ヨプ氏や萩原遼氏の卓越した見解でも明らかだ。
参照:3/25エントリ【WP紙の暴論】甦る「拉致相殺論」を粉砕するganesh.iza.ne.jp/blog/entry/139944/
3月10日付の社説でも『朝日新聞』は、拉致相殺論を軽く提示していたが、28日付『ニッポン人脈記』で吉見義明が語った「相殺論」は驚愕すべきものだった。
同日の特集記事は『少女に甘言「拉致と同じ」』という見出しを3段抜きで大きく掲げている。
同紙1面記事
従軍慰安婦と拉致被害者には共通項がある…との吉見の見解を援用し、朝日新聞記者・早野透は、こう語る。
拉致被害者も、「いい仕事がある」などと「甘言」にだまされ、連れ去られた例がある。朝鮮人の少女が業者から「赤いワンピースと革靴」を見せられ、「いい暮らしができるよ」と戦地の軍慰安所に送られたのもまた、「甘言」による「拉致」ではないか。
更に吉見自身も、こう主張する。
今風にいえば、軍が業者にやらせる方が効率的だとアウトソーシングしていたのです。
このような醜悪な理屈に頷く読者は少ないだろうが、吉見義明や早野透にとっては、ご自慢の“理論”らしい。
「甘言」による拉致被害者とは具体的に有本恵子さん、石岡亨さんら「よど号」グループによるマドリード作戦の対象者。そして、久米裕さん田中実さんら日本国内から連れ去られた者を示す。
一方の「赤いワンピース」とは、先の米公聴会で捏造ストーリーを語った李容洙(イ・ヨンス)のことである。
李容洙
李容洙は何と昭和22年まで日本軍管理下で働かされていたと訴えている老女だ。
そんな妄言老女と有本さんらを並べるとは言語道断である。即刻『朝日新聞』は謝罪せよ。
吉見義明や早野透は、朝鮮人の女衒と北朝鮮の特殊工作員だと宣言しているのだ。
金日成の認可を受けた「よど号」グループの綿密な犯行計画と、朝鮮人女衒の生業が同じだと本気で思っているのか?
それらを同列にして語るのが“慰安婦あった派”の現在までの研究成果であり、連中の知的レベルであるようだ。
そんな暴論を今時の読者が有り難く拝聴するとでも考えているのか…
妄説を垂れるのは、吉見義明だけではなかった。27日付『ニッポン人脈記』には、早くから従軍慰安婦捏造に取り組んでいた本岡昭次まで登場させている。
本岡昭次とは、日教組を支持母体とする兵庫選出の参院議員で、参院副議長にまで登り詰めた人物だ。『朝日新聞』は国会で従軍慰安婦物語を取り上げた議員と紹介している。
では、その時の本岡発言を確かめてみよう。舞台は参院予算委、日付けは90年6月6日。
「それから、強制連行の中に従軍慰安婦という形で連行されたという事実もあるんですが、そのとおりですか」
「それから強制連行が約151万、軍の傭人、軍属として約2、30万、軍隊が23万、それから日本軍への従軍慰安婦7、8万、合計680万から690万というようなことが韓国内では常識化されて、そういう資料が私たちにも入るわけで、こうした問題を我々日本人の手ではっきりさせるということを抜きにして本当の意味の日本と韓国あるいは朝鮮民主主義人民共和国との信頼関係は私は築けないと思うんです」
資料があるんだそうだ。今からでも遅くないので公開して頂きたい。ちなみに本岡とは、こんな男である。
江田五月HPより
誰だか判りにくい…中央にいるのだが、上にもいる。
では、アップで。
自分の偉そうな肖像を掛けてご満悦。
このメンタリティーは、金日成・金正日親子に通じるものがある。独裁大好き日教組の出身者ならではの恥ずかしい行為だ。
国会質疑でも本岡はドサクサに北朝鮮との“信頼関係”などと喚いているが、莫大な工作機関を北から貰っていたのが当時の社会党である。
北朝鮮シンパの政治家は、独裁者を真似て肖像を掲げるのがお好きなようである。そういう輩に限って戦前の各家庭には御真影があったことを批判したりするものだ。
本岡昭次のような「ミニ・イルソン」が一時でも皇室会議に名を連ねていたかと思うとゾッとする。
さらば、本岡昭次…吉見義明と共に永遠にメディアに出てくるな。
by hastuyama
【燃える毛沢東】肖像画攻撃と…