舛添氏　参院選不出馬、選挙後に新党改革代表も辞任

記者会見で参院選に立候補しないと表明した新党改革の舛添代表 Photo By 共同

　新党改革の舛添要一代表（６４）は７日の記者会見で、改選を迎える７月の参院選に立候補しないと表明した。参院議員の任期満了（７月２８日）とともに党代表も辞任する。理由について「立党以来、３年近く頑張ったが、党勢を拡大できなかった。代表の責任だ」と説明。新党改革の所属議員は舛添氏と荒井広幸参院議員の２人。政党は存続し、「新しい指導者の下でさらに伸びてもらいたい」と述べた。

　舛添氏は参院選比例代表での３選は困難として、東京か神奈川の選挙区で立候補を検討。だが連携を模索する自民党や公明党との調整が難航し、最終的に不出馬を決めたとみられる。

　今後の国政再挑戦については「任期満了まで全力を挙げて参院議員の職を全うする。それが終わってからゆっくり考える」と述べるにとどめた。周囲には事実上の政界引退との見方もある。

　０１年の参院選比例代表で自民党から初当選し、現在２期目。第１次安倍内閣や福田、麻生両内閣で厚生労働相を務めた後、１０年４月に離党届を提出。新党改革を結成し、代表となった。