吾郎Ｍに目覚めた！！

　ＳＭＡＰの稲垣吾郎（３９）と女優中越典子（３３）による２人舞台「ヴィーナス・イン・ファー」の公開舞台げいこが７日、東京・渋谷のシアターコクーンで行われた。

　中越演じる奔放な女優に振り回され、マゾヒズムに目覚めていく劇作家役の稲垣は「毎晩、エナメルのボンデージに身を包んだ中越さんが夢に出てくる」と告白。縛られ、蹴られ、首輪をはめられたりとＳＭ的な場面も多く「こんなすてきな方にいじめられるのは男として光栄」とまんざらでもない笑顔を浮かべた。さらに「ＳＭＡＰではＭっぽいポジションになることが多いけど、普段はＳっぽいときもある。相手によって変わる」と自己分析。中越は「とても優しいけど、毒っ気もある。実はＳじゃないかと…」とうなずいた。

　本作はブロードウェー・ミュージカル「ＣＨＩＣＡＧＯ」の演出家ウォルター・ボビー氏が手掛けた話題作の日本初演。マゾヒズムの語源になった１９世紀の小説家マゾッホの「毛皮を着たヴィーナス」を下敷きにしている。８〜２３日に同所で。２７〜３０日に大阪・森ノ宮ピロティホールで。