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【格闘技】

大毅「仏の右」で勝つ

2013年6月8日 紙面から

仏の右でKOを予告した亀田大毅(左)と対戦相手のボバディージャ=名古屋市内で

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 亀田3兄弟の次男で、元WBA世界フライ級王者、現WBA世界スーパーフライ級2位の亀田大毅(24)=亀田=は8日、名古屋市の名古屋国際会議場で行われるバンタム級10回戦で、IBFユース・バンタム級王者アーロン・ボバディージャ(22)=メキシコ=と対戦する。7日に前日計量が名古屋市内で行われ、大毅はリミットいっぱいの53・5キロ、ボバディージャは53・3キロでパス。念願の2階級制覇を実現させるために絶対、負けられない世界前哨戦に向け、新兵器「仏の右」でのKOを予告した。

 大毅がなんのためらいもなく大胆予告だ。

 「右がバスッと伸びてるようなイメージしか湧かへん。ホトケやホトケ。仏の右で倒すよ」

 これまでの大毅は左フックの印象が強いが、ここに来て開眼したのが、自ら「仏の右」と命名した右ストレート。「子供のころから、左を制する者は世界を制するって教えられて、いつの間にか、右が使えんようになった。でも、やっと、右がスムーズに出せるようになった。明日は左は要らん」

 前回の試合では、KO勝利後、尾崎豊の「僕が僕であるために」をリング上で涙ながらに熱唱した。今回も思い入れのある曲を用意しているようで「2曲のうちのどれかを歌おうと思ってる。どれを歌うか、当日、決める」と熱唱も予告だ。

 7月23日には長男興毅の7度目の防衛戦。8月1日には三男和毅がフィリピンでWBO王座に挑戦。そして、大毅も今日の試合に勝てば、9月にも2階級制覇をかけてWBC世界スーパーフライ級王座挑戦が濃厚だ。年末には京セラドーム大阪を有力候補に、3兄弟同時世界王者で亀田祭り開催の可能性も大ありだが「誰が亀田祭りのメーンにふさわしいか競争。ファン投票で決めてもええ。亀田家総選挙。オレがメーンなら、当然、歌で締める! そのためにも、明日はスカッと勝つ」とキッパリ。大毅の予告が当たるかどうか、神のみぞ、いや。仏の右のみぞ、知るである。 (竹下陽二)

 

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