中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 大リーグ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【大リーグ】

ヤンキースが2巡目で日本人指名 米国の18歳・加藤豪将「びっくりした」

2013年6月8日 紙面から

 大リーグは6日、2013年ドラフトの1、2巡目指名を行い、ヤンキースは加藤豪将(ごうすけ)二塁手(18)=ランチョ・バーナード高=を、日本人の指名ではこれまでで最も早い2巡目(全体66番目)で指名した。地元メディアの取材に対し、加藤は「指名は期待していなかった。びっくりして、しばらく口もきけなかった」とコメント。米複数メディアによると、UCLAへのスポーツ推薦入学が決まっているが、プロ入りを選ぶ見込みだ。

 イチローにあこがれて左打ちに変えた少年がピンストライプに袖を通す。加藤は米国生まれだが、幼少時は日本で過ごし、5歳のとき父の仕事で渡米。英語を話せるようになるため両親の勧めでリトルリーグに参加し、野球に夢中になった。今はイチローだけでなくロビンソン・カノのスイングも取り入れているという熱烈なヤンキースファンで、ヤ軍のオッペンハイマー・スカウト副部長は「2巡目で指名できたことに興奮している」と歓迎した。

 今季は高校のリーグ戦33試合で打率.355、11本塁打、31打点。同副部長は「素晴らしい走者でバットコントロールが良く、驚くべきパワーも持っている。守りも非常にいい」と絶賛し、特に守備は即メジャーレベルと高評価だ。中学時代は母の故郷の新潟県佐渡市で夏休みを過ごし、片言の日本語で野球教室にも通っていたという。ドラフト指名から初の日本人大リーガーがいずれ誕生するか、要注目だ。

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ