登板を控え入念に調整するロッテ・成瀬=甲子園球場で(山口登撮影)
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ロッテの成瀬善久投手(27)が7日、「ケンカ投法」で西岡を抑え込む意欲をみなぎらせた。仲の良かったチームメートも敵となれば話は別だ。初対決へ向け、強気に攻める決意を明かした。
「キャンプの紅白戦ではインコースを攻められないというのはありましたけど、今回はそういうことなしに勝負できる。攻める時は攻める」
ロッテでは5年間、ともに戦った。かつては何度も打撃と快足で助けてくれた仲間。特長を知り尽くしているからこそ、要警戒マークをつける。「打たせたらノってしまう打者。全力で抑えにいく」。猛虎打線全体を活気づけないためにも、1番・西岡封じがカギになると読んでいる。
交流戦前の選手会アンケート、ライバル宣言の投票用紙には西岡を記したほど、対戦を心待ちにしていた。「楽しみ。三振を取りたい」。前回、甲子園で登板した一昨年は、8イニング1失点で勝利投手になった。苦手意識のないマウンドで、かつての盟友を完璧に抑える。
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