練習中にリラックスした表情を見せる菅野=川崎市のジャイアンツ球場で(臼杵秀之撮影)
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「打倒・大島優子」を誓っている男がここにもいた。8日の楽天戦(東京ドーム)に先発する巨人の菅野智之投手(23)は同日夜に開催される「AKB48選抜総選挙」にライバル心をメラメラ。ほぼ同じ時間帯に地上波生中継される総選挙に、視聴率でも敢然と勝負を挑む考えだ。
5月11日のDeNA戦(新潟)以来の6勝目を狙う菅野はこの日、ジャイアンツ球場で全体練習に参加。報道陣からAKB総選挙への関心を問われると、にこやかに対応していたが、8日はAKB総選挙をフジテレビ系列が、巨人−楽天戦はNHKがそれぞれ生中継することを知ると、顔色が変わった。
「フジテレビはAKBですか? 野球の視聴率が落ちちゃうじゃないですか。総選挙やっている場合じゃないですよ!」と猛抗議。「推しメン」について問われても「言わないです。そういうキャラクターじゃないですから」と完全無視を決め込み、闘争心をあらわにした。
ちなみに昨年放映された「第4回AKB48選抜総選挙」は平均視聴率18・7%を記録した(関東地区)。一方、今シーズンの巨人戦中継は10%前後の数字が多く、苦戦気味。やや分の悪い戦いではあるが、ルーキー菅野の登板試合だけに、注目度は高い。交流戦好調の楽天を迎える一戦は“もうひとつの戦い”にも注目だ。 (臼杵秀之)
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