中国・アモイ バス火災で４２人死亡

6月8日 3時16分

中国沿海部・福建省のアモイで走行中のバスから火が出て、乗っていた４２人が死亡し、中国政府は事態を重く見て対応を急いでいます。

中国国営の新華社通信によりますと、福建省のアモイで７日夜、高さ１０メートルの高架の上を走っていたバスから突然、火が出て、バス全体に燃え広がりました。
当時、バスの車内は仕事帰りの人などで満員で、この火事で４２人が死亡し、３３人がけがをして病院で手当てを受けているということです。
現場では、バスから急に黒い煙が出て、火が出たあと１０分ほどして爆発も起きたということで、火は、高架の一部にも燃え広がって、周辺は一時騒然となりました。
中国政府は事態を重く見て、訪米中の習近平国家主席や李克強首相らが、直接、指示を出し警察トップの公安相を現場に向かわせるなど対応を急いでいます。
このバスは「快速バス」と呼ばれるバス専用道路を走る現地の主要な交通機関で、中国では、こうした公共交通機関での大規模な事故が後を絶たず、安全確保を求める声が強まっています。