ニュース詳細
バッハ直筆の写譜が見つかる6月7日 8時51分
K10051346911_1306070909_1306070939.mp4
「音楽の父」と呼ばれるドイツの作曲家バッハが、イタリアの教会音楽の曲を自分で書き写した楽譜が地元ドイツの博物館で見つかり、バッハがみずからの作曲技術を向上させようと進んだ作品を熱心に研究していたことを示す貴重な資料として注目されています。
この楽譜は、バッハが50代半ばだった1740年に自分で書き写したもので、地元ドイツの「バッハ資料財団」が、ことし4月、ヴァイセンフェルスという町にある博物館の資料室で発見し、6日、報道機関に公開しました。
財団によりますと、楽譜の曲は、イタリア人作曲家のフランチェスコ・ガスパリーニが1705年につくった教会音楽で、同じ旋律を一定の間隔で追いかけるように繰り返す「カノン」の高度な形式が見られます。
カノンはバッハが残した多くの作品に用いられており、見つかった楽譜は、バッハが晩年になってもみずからの作曲技術を向上させようと、進んだ作品を熱心に研究していたことを示す貴重な資料として注目されています。
バッハの直筆の楽譜が見つかったのは7年ぶりで、ヴァイセンフェルスの博物館で今月7日から来月14日まで一般公開されます。
[関連ニュース]
[関連ニュース] 自動検索 |
[関連リンク] |
|