【動画】奇兵隊150年で隊服再現=溝脇正撮影 |
長州藩の高杉晋作が「奇兵隊」を結成して150年。山口県萩市で7日、「甦(よみがえ)る隊士たち」と題して当時の奇兵隊服を再現したファッションショーがあった。当時の古写真などを手がかりに、山口県立大の学生が制作に9カ月かけた力作ばかり。ショーを見た隊士の子孫らも、その再現ぶりに驚いていた。
手本にしたのは戊辰(ぼしん)戦争後の1869年の写真に残る7人の服装。奇兵隊は、洋風の軍服も早くから取り入れていたとされる。詰め襟などの上着の素材には洗いざらしのデニム地やサマーウールを使い、シャツも写真をまねて麻の和洋のものを作った。服の色は当時あった染色などからイメージし、見えない裏地もまつり縫いで手間ひまをかけた。30日まで萩市の萩博物館に展示する。
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朝日新聞社会部