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皇居ランでマナーやルール決定6月7日 5時50分
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皇居周辺を走るランナーが増加し、歩行者から「危険を感じた」という苦情が相次いでいることを受けて対策を検討してきた、市民ランナーや専門家などでつくる東京・千代田区の委員会は、ランナーの走る方向や皇居周辺で開かれるマラソン大会の参加人数の上限など新たなマナーやルールを定めました。
千代田区の皇居周辺では、健康志向の高まりを背景に、ここ数年、ランナーの数が増え、多い日で1万人を超える人が走っています。
しかし、歩行者から「ランナーと接触しそうになって危険を感じた」などの苦情が相次いでいることから、区は市民ランナーや専門家、警察などでつくる委員会で対策について検討を進めてきました。
6日夜、5回目の会合が開かれ、ランナーは反時計回りに走ることや、狭い歩道は1列に走ることなど歩道の利用者向けの9つのマナーを策定しました。また、皇居周辺で開かれるマラソン大会について、スタートとゴールの地点を桜田門に限定し、参加人数の上限を1000人にすることや、1回のスタートは最も多くても100人までとして、残りは5分以上の間隔を空けて走り出すことなどのルールを定めました。
こうしたルールを守らなかった場合は、警察が大会の主催者に道路の使用を許可しないことも検討するということで、ことし9月から運用を始めることにしています。
千代田区景観・都市計画課の坂田融朗課長は「ランナーの聖地とも言われる皇居周辺なので、本来、規制するようなことはしたくないが、大きな事故が起きかねない状況なので、必要最低限のマナーやルールを決めた」と話していました。
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