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もんじゅ データ送信できないトラブル6月3日 11時44分
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福井県敦賀市にある高速増殖炉「もんじゅ」で、原子炉の状態などを把握する国のシステムに4時間半にわたってデータが送信できなくなるトラブルが起き、原子力規制庁で原因を調べています。
3日午前0時すぎ、日本原子力研究開発機構が運営している福井県敦賀市の高速増殖炉「もんじゅ」で、原子炉の状態や周辺の放射線量などのデータをリアルタイムで国の原子力規制庁などに送る機器に異常があるという警報が作動しました。
原子力機構が調べたところ、データを送るサーバーの電源が切れていて、復旧作業を進めて電源を再起動した結果、およそ4時間半後の午前4時半すぎにデータの送信を再開したということです。
この間、原子炉の状態や放射線量などに異常はなく、データはファックスやメールなどで原子力規制庁に送る態勢を取ったということです。
原子力規制庁によりますと、トラブルがあったサーバーが置かれていた施設の一部の電源が切れていたということで、原因について調べています。
「もんじゅ」を巡っては、およそ1万の機器で点検漏れなどが見つかり、責任を取って前の理事長が辞任したほか、国の原子力規制委員会が先月30日、安全管理体制の改善が確認されるまで運転再開に向けた準備作業を行わないよう命じています。
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