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岩手ワカメ震災前8割に回復 13年生産量1万6000トン
岩手県の2013年産養殖ワカメの生産量が前年比約14%増の約1万6062トンとなり、東日本大震災前の10年の約84.6%まで回復して、全国トップだったことが県漁連のまとめで分かった。生産量を左右する養殖施設は前年比約29.3%増の1万6388台で、10年の71.1%になった。 10年は生産量約1万8980トン、施設2万3049台だった。 県漁連は震災前と同水準の生産量回復を急いでいるが、漁業者の高齢化に加え、震災を機に廃業する人も増えており、今後、担い手不足が回復の足かせとなることが懸念されている。 県漁連は「養殖施設を漁協ごとに経営して作業の効率化を図るなど、1人当たりの生産量を増やす取り組みが必要となる」とみる。県によると、全国トップの生産量を誇る岩手の養殖ワカメは震災で被害を受けた11年は大きく落ち込んだが、12年に1位に返り咲いた。
2013年06月06日木曜日
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