韓国大統領 国賓として中国訪問へ

6月7日 20時32分

韓国のパク・クネ大統領が、今月２７日から中国を国賓として訪問し習近平国家主席と首脳会談を行うことになり、ともに日本と政治的な関係が冷え込んでいる両国が、連携の深まりをアピールする形になる見通しです。

韓国大統領府のキム・ヘン報道官は、７日、パク・クネ大統領が今月２７日から４日間の日程で中国を国賓として訪れると発表しました。
パク大統領は、初日に習近平国家主席と首脳会談を行ったあと晩さん会に臨み、次の日には、ほかの中国指導部のメンバーと相次いで会談するほか、滞在中、大学での講演も予定しているということです。
パク大統領としては、習主席との首脳会談で、南北対話を通して北朝鮮との信頼関係を構築していく「朝鮮半島信頼プロセス」への支持を得て、北朝鮮との交渉に臨む立場を強化したいものとみられます。
また、キム報道官は「今回の訪問は、両国の関係に新たな飛躍をもたらす歴史的なものになるだろう」と述べ、ともに日本と政治的な関係が冷え込んでいる中韓両国が連携の深まりをアピールする形になる見通しで、日本の歴史認識などに関する発言があるか注目されます。