在日同胞民族教育の歴史テーマに特別展=韓国・仁川
【ソウル聯合ニュース】仁川市の月尾島にある韓国移民史博物館は13日から10月31日まで在日同胞の民族教育をテーマにした特別展「在日学校−在日韓人民族教育」を開催する。
同館の開館5周年を記念し行われる特別展では、日本での調査を通じ収集された資料約50点も含まれ、民族教育の歴史をうかがえる。
日本での在日同胞による民族教育の始まりは1945年の日本の敗戦後にさかのぼる。
当時、日本に居住していた在日同胞が、日本の敗戦を機に自分たちの子どもに祖国の言葉と文化を教えるため朝鮮学校を建て民族教育を始めた。
1946年当時、日本全国に初等学院(小学校に相当)525校、中学校4校、青年学校(高校に相当)10校が設立され在学生は約4万2000人に達した。
だが、その後に日本政府が朝鮮学校の閉鎖を断行するなど度々弾圧を加えたほか、北朝鮮問題が取りざたされるたびに朝鮮学校の学生たちは日本の右翼勢力に暴行を受ける事件が発生した。
最近は、日本政府が高校授業料無償化の支援対象から朝鮮学校を外すなど、民族教育を続ける在日同胞に対する差別は今も残る。
今回の特別展では、民族教育に対する弾圧や差別のなかでも、民族の言葉や文化を学び続けアイデンティティーを守ろうとする在日同胞の情熱を知ることできる。
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