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【芸能・社会】

瀧本美織 トトロいる…信じてます 宮崎駿督監絶賛「理想の声」

2013年6月7日 紙面から

「風立ちぬ」のヒロインの声を担当する瀧本美織(左)とジブリの鈴木敏夫プロデューサー=東京都内で

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 ジブリ最新作、宮崎駿監督(72)のアニメ映画「風立ちぬ」(7月20日公開)のヒロイン菜穂子役の声を、女優の瀧本美織(21)が担当することが決まり、6日、東京・東五反田のスタジオでお披露目された。

 アニメ作品の声の出演は初挑戦となる瀧本は、ヒロインをイメージしたというワンピース姿で登場。実際は、アフレコを5月中旬に終えており、「オーディションで宮崎監督に『よろしくね』と言われたときから、とにかく頑張ろうと思った。昔の女性の話し方を映画『キューポラのある街』『無法松の一生』を見て勉強して臨みました」と声を弾ませた。

 鈴木敏夫プロデューサー(64)は、アフレコ本番での瀧本の声や演技に対し、宮崎監督が「よかった、理想の声だ」と大喜びだったことを報告。

 瀧本の抜てきについては、新作「かぐや姫の物語」を製作中のジブリの高畑勲監督(77)が「演技力が素晴らしい」と瀧本を推薦。宮崎監督は瀧本の映像も声も聞かぬまま「高畑さんの意見なら間違いない」と即決したという。

 昨年暮れのオーディション前には、瀧本起用が決まっていたことをこの日初めて知った瀧本は、「全く知らなかった」とビックリの様子だった。

◆大人の恋に挑戦

 宮崎作品史上、最も本格的な大人の恋愛が描かれる今作について、「キスシーンの収録では緊張するかと思ったけど、あんまり照れなかった」と笑顔を見せる瀧本。「ジブリ作品で一番好きなのはトトロ。いまも森にはトトロがいると信じている」と話した。

 「風立ちぬ」は、零式艦上戦闘機(ゼロ戦)の誕生を背景に、青年技師の二郎と薄幸の少女・菜穂子の出会いと別れを描く、1930年代の青春劇。二郎役の声は「ヱヴァンゲリヲン」シリーズの庵野秀明監督(53)が務める。他の主要キャストには、野村萬斎(47)や大竹しのぶ(55)、西島秀俊(42)らの起用が決まった。

 

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