夢やぶれ、疲れた人たちを救う活動をしませんか?
ここからは渡邉美樹さんへの提案です。渡邊さんは都知事選に立候補した時に、自殺撲滅を訴えています。
しかし、残念ながら、落選後に自殺撲滅のための運動をやっているという情報が見つかりません。
夢を追う人が、夢やぶれて失意のどん底に落ちた時、自殺を考える。それを何とかストップさせたい。
実は、これはたいへん包容力のあるメッセージです。夢を追い続けていない時も見捨てたりしないよ。だから諦めないでね、と伝えていることになるからです。
挑戦には失敗がつきもの。そして、挑戦する人は簡単にへこたれてはいけない。自らを鼓舞できる人はそう考えます。
でも、夢を大事にしているリーダーに対して、世の中は途中で夢やぶれた人たちにはどうするつもりですか?という疑問を持ちます。そんな人にも優しくしてほしい。再び挑戦できるように立ち直る支援をしてほしい。それが都知事選で集めた約100万票の期待の中に少なからずあったのではないでしょうか。
鉄道の人身事故による運転見合わせや遅れはほとんど毎日の問題です。これには自殺、とりわけ働く人の自殺が大きく関係しています。また、日本の自殺対策が遅れていることを外国人が指摘するドキュメンタリーも注目を集めてます。
働く人たちを守る取り組み、小さいところからでもやっていくのはどうでしょうか?
そんな観点から、最後に、韓国の自殺防止キャンペーンの動画を紹介します。
ストーリーはこうです。韓国にある自殺名所の橋。5年間で108人がここから命を落としたそうです。
まず、人々に、どうすれば自殺が減るかというアイデアを聞きました。そして、たどり着いたのは、自殺を防ぐ方法を考えるのではなく、生きることの楽しさを伝える場所にしようということでした。
橋を歩行すると、歩いている横をライトが伴走するように点灯する仕組みを作りました。こういうアイデアを多くの人と会話することによって得たのだと。なので、それを象徴する像も作りました。
1年6カ月後、142名が参加し、2.2kmに及ぶ2200のLED照明とセンサーを用いた手すりと、1.8kmに渡って投げかけるメッセージが取り付けられ、橋はリニューアルされました。
死の名所から命の象徴として生まれ変わったのです。
橋を歩くと、まるで友達のように話しかけてくるのです、とニュースでも大きく取り上げられ、現場を一目見ようとたくさんの人が訪れています。
そして、橋から生き生きとした写真がソーシャルメディア上を彩りはじめました。
鶴野充茂(著)三笠書房 知的生き方文庫
橋の上のメッセージは例えばこんなものがあります。「会いたい人に会いに行こう」「人生で最高の時はもうすぐやってくる」。
実はこれ、韓国の一企業の取組みです。政治家にならなくとも企業でもできるわけです。
参院議員になってもならなくても、どういう姿勢で何に取り組まれているのか、世の中は注目しています。
ありがとうを集め数えなくても、ありがとうがどんどん生まれあふれる国にするための、継続的な取り組みを期待します。
ネット動画はアイデアの宝庫。それではまた、金曜日にお会いしましょう。