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大学では教えられない歴史講義

2012年4月30日(月曜日)

憲法七条改正議連(笑)

カテゴリー: - kurayama @ 22時08分50秒

 憲法96条改正議連はどれくらい知名度があるのでしょうか。
 日本国憲法の改正発議要件は衆参両院で三分の二で厳しすぎるので二分の一に緩和しよう、
という趣旨の国会議員の集まりです。
 国民投票はそのままなので、通常の法律よりは改正要件は厳しいままだ、という説明も補足。

 政治的意図は、「改正することにすら反対、というのはおかしい」ということらしいです。
「他のすべての条文に問題があろうと、九条だけは変えさせないのだ」とか、
「誤植も含めて一字一句、変えないことに意味があるのだ」という人たちの勢力が強すぎるので
ナントカしようということです。
 どうしても日本国憲法が大好きな変質者的護憲派は4%くらいいて、
 結局その人たちの意見が強すぎるので衆参どちらかで34%を確保してしまうという結果になるわけです。

 さて、ここまで気付いた。
 誤植というのは、日本国憲法第七条第四号。

第七条 天皇は、内閣の助言と承認により、国民のために、左の国事に関する行為を行ふ。

四 国会議員の総選挙の施行を公示すること。

 第一回参議院選挙は衆議院と同時ではなかったので、日本国憲法が存在する限り、「国会議員の総選挙」などはございません。「総」の字を削るか、他の字句に変えるかしなければなりません。

 そこで提案。

憲法七条四号改正議連

ってどうでしょう。
 これに反対する理由、聞いてみたい。
 誰が反対するだろう。
 たぶん、狂信的護憲派と新無効論者かなあ。

 最近、「本来の無効論者」を名乗りはじめた私。

 以上、単なる思考実験だとか、本気でやる気はないとか、思考実験だから意味がある、とか言わなければならないのが、イヤな時代だ。


2012年4月29日(日曜日)

龍馬プロジェクトと憲法

カテゴリー: - kurayama @ 23時46分02秒

 ここのところ、愛国地方議員の集まりである龍馬プロジェクトの皆さんが年に一度の総会で上京されていたので、3日ほどお付き合いしてました。みんなは合宿ですけど、私は通い。

 衆議院宮崎一区で自民党の後任を得ている武井俊輔君も会員なのですが、久しぶりに電話。

 さて、会員でもないのにほとんど身内同然の扱いということで、仕事を拝命。

 龍馬プロジェクト

政策委員会憲法部会座長

となりました。前々から趣味でやっている「新憲法草案」を作成します。

 龍馬プロジェクトでは「国是十則」というのを考えていて、その細部をつめようということです。「動く」気のある若い人は議員や政治家志望ではなくても誰でも参加できる(?)ので、「日本をこうしたい!」という人はどうぞ。

 ホームページ

http://ryouma-project.com/

 憲法勉強会

http://ameblo.jp/jinkamiya/entry-11236825370.html


維新回天内閣と財務省

カテゴリー: - kurayama @ 23時32分53秒

 先日の西田参議院議員への古谷財務省主税局長の答弁。

西田昌司「参議院予算委員会 質問 2012.4.4」 45分くらいからどうぞ。
http://www.youtube.com/watch?v=SzA9bRZ1sKg

 霞が関ではほとんど知られていないようですね。
 伝えると「えー?本当にそんなこと言ったの?「勇気ある!」という反応です。
 皆さんも大拡散してください。

西田議員の質問
「デフレ下で増税すると税収はどうなりますか?」
古谷局長(徴税の責任者)の答弁
「減ります」

 「影の総理」とか「独裁者」とか言われる人に逆らうことを、外部で堂々と言ったわけですから、これは国士認定して良いのでは?何なら、さっさと勝次官には引退してもらって、

古谷一之財務事務次官

を一刻も早く実現する方向で如何でしょう?

 では同期で次の次官と目されている真砂主計局長は?
 主計局長になりながら次官になれなかった戦後五人目の人?
 うーん。それは可哀そうだから総理大臣にでもしてあげなきゃ、、、
というのは福田赳夫の時代で、今の財務省にそんな力はありません。
 しかし、民主党ならともかく、維新回天内閣ならば用意できる椅子があります。

真砂靖財務大臣

 どう考えても民主党歴代財務大臣の誰よりもマトモでしょう。

 藤井裕久、菅直人、野田佳彦、安住淳

 何か眩暈してきた。。。
 さらに大事な人事が日銀総裁。
 もちろん

武藤敏郎日銀総裁

 維新回天内閣がこれをやったら、世界中が「とうとう日本が景気回復に本気になったのか」と怯えると思う。

武藤日銀総裁(昭和41年入省)
真砂財務大臣(昭和53年入省)
古谷財務次官(昭和53年入省)

 戦前、井上準之助に仕えながらも、高橋是清が自らの後継者にと主計局長に留任させたのが藤井真信です。
 帝人事件で次官に昇格した一か月後に大臣になったので、ほぼ主計局長から大臣に直行のようなもの。
 昨日までの同期の上司となる訳です。何の問題もない。

 戦前には元官僚を政治人事で登用することもしばしばあります。
 これを今やって悪いという人は、是非「安住淳現財務大臣と真砂主計局長の二択」に答えて欲しいものです。
 財務省としてもレクは不要だし、政治に振り回されることもないし。
 ついでに勝現次官が居座っているので、下の人事が詰まっているし。

 単なる思いつきなので気にしないでください

検証 財務省の近現代史

 

政治との闘い150年を読む

 

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2012年4月28日(土曜日)

いいかげん桜を振り返りケリをつける

カテゴリー: - kurayama @ 01時09分07秒

 なんか気が進まなかったのですが、リクエストが意味不明に多いので先日の「桜」の討論を解説しておきます。
 番組見てない人や興味がない人は読まなくて良いです。
 書いてる本人が相手にするのも馬鹿馬鹿しいと思っているくらいなので。
 一応、発言時間とかは確認しましたが(苦痛だった)、ほぼ適当なのでその前後を見てください。

 番組開始前、司会の水島社長から「発言は1人3分くらいでお願いします。多少のオーバーはやむを得ませんが」の注意。
 その後、「サヨクを呼んだら延々と話し始めたので制したら、『言論弾圧する気か』と言い出して結局23分しゃべられました」と、だから皆さんの良識にお任せしますの意味の念押し。
⇒これを聞いてて南出弁護士、30分25秒みたいな発言をできるのだからたいしたものだ。

 さて、以下は流れに沿って(数字は開始から)。
 1時間目
2分40秒 水島「まず3分で日本国憲法とは何なのかについて」。
 3人の長老先生がほぼ守って、
10分12秒 問題の南出弁護士「学術的理論的専門的に厳密に」などと延々と自説。
17分30秒まで。
 ちなみに、13分10秒くらいから学説整理の表(事前にスタッフに提出していないのであわててコピー)を持ち出していますが、そういうものにその説の代表的論者を記入していない時点で不可です。学部生なら許されますが、院生なら説教。
 ちなみに憲法学者は少しずつ言うことが変わるので、暇さえあれば細かく分類するのは誰でもできます。
 だから、大雑把すぎず、細かすぎずの整理が求められるのです。

 2人挟んで、
24分15秒に私
Q「日本国憲法とは何なのか」
A「落書き」ということの補足を2分で。
 その補足の「東大憲法学はカルト宗教の教義」ということを説明しておくと、「東大憲法学は別に学術論争で勝った訳ではないので、完璧な学説を打ち立てたら勝てるというわけではない」ということ。
 是非とも新無効論者の皆さんにはこの主張への回答をお聞かせいただきたい。

28分30秒 南出氏「押し付けだとか落書きだとか揶揄はするが学理的学問的な議論がなかった」と言い出す。
(これ、私にけんか売ってますよねえ。最大限に好意的に解釈して、私に「だけ」売っているとは言えなくても。)

 だから、学術論をやるなとは言わないけど、それを完成させれば東大憲法学の八月革命説や最高裁の承認説は滅ぼせるのですか、ということ。
 この時点で会話になっていない。
 で、30分25秒に「我々は発言の場を与えられなかった」とか言い出す。
⇒番組開始前の水島社長の注意を参照。

 ところが、長谷川先生や古屋先生が「聞きたい」と言い出す。あんな長時間演説すると思っていたかどうかは聞いていませんが。
 ちなみに私なら4分で解説できます。
 単に「調べました」「誰それがこんなこと言っていました」的な話の紹介がほとんどなので討論のしようがないのだけど(司会が「長いよ」とか「簡単にまとめろよ」と言わない限り、どうしようもない)、長谷川先生なんかあきらかに「好きなだけおしゃべりなさい」というスタンスでしたね。

 南出弁護士の解説、そういうことで基本的に間違えようがない話なのですけど、無効論の最強の論敵である京都学派への言及は一番大雑把でしたね。
 曰く、「改正無限界説とは、国体変更でも許されるという説。先祖や子孫を否定してでも、生きている人間は何でもできるという説」と。
 それ、補足しないと京都学派(別名・純理派)が過激派に聞こえるんですけど。⇒私の補足。2時間目の30分ころ。
 で、京都学派を批判した論理をそのまま自分の論拠にするってどういうこと?二重基準?⇒2時間目9分25秒ころ。

44分30秒ころ 新無効論者として「旧無効論(含・失効論その他)に言及。
 あの場では唯一の憲法学者だった私として聞きたかったのが旧無効論との違い。しかも発言が御著書で書かれていたことと違っていたので。
 他はどうでも良いから、旧無効論の代表的論者の菅原裕弁護士との違いこそ詳述してほしかったのが、ここだけ「親にとって毒は子供にとって毒」とか、急にたとえ話に走っていた。
 この人、弱い論者に関しては徹底的に攻撃するけど、佐々木博士とか菅原弁護士になると急に雑になる。

46分50秒 業を煮やした長谷川先生が司会をはじめてしまう。番組を見直すとすごい表情してる。

 さらに独演会は続き、
47分10秒ころ 帝国憲法76条を持ち出す。
 帝国憲法は生きていて、日本国憲法は下位法の条約。帝国憲法に矛盾しない限り、日本国憲法やその他の法令は有効。と、ようやく自説に。
 ところで、日本国憲法のどこが帝国憲法に矛盾しないのかがわからん。
 結局、それって有効なのでは?(自分でも認めているけど)条約は国内法化の手続きが完了してから有効なので。
 ということは「新」無効論は目立つようなことを言っているようで、結局は日本国憲法有効論だと再確認。

49分24秒 明らかに悪ノリした長谷川先生が、「生徒から質問させていただきますwww」とか。
 何が“明らか”かがわからない人は⇒56分20秒へ。
 南出弁護士、本気にしてる表情でしたな。

 少し渡部先生の出番があって、また南出弁護士。
 この頃には「あと〜分」のフリップがスタッフから立て続けに。
 挙句には「あと1分」のフリップの後もやめる気配なし。カメラに写るたびに水島社長の憮然顔。
 ここまで他人に配慮できない人に「祭祀」とか語って欲しくない。⇒3時間目17分4秒ころ。

50分25秒 再び独演会再開。「ポツダム緊急勅令は生きている」とか言い出した。しかも根拠が占領中の判例。
 占領明けの判例で何を言っているかは、私が指摘。⇒2時間目30分ころ。

 で、事実上、7分の自己紹介の後、約28分の演説をさせた後、
56分20秒 長谷川先生の悪魔の一言。

「やっぱり落書きじゃない!?!」

 それでもまだしゃべらせてあげる優しい水島社長。

 1時間目と2時間目の休み時間。
 他の出演者から「何なのあのヒト?」とか、スタッフから「もう勝手にしゃべりだして良いです」とか、既にあきれ気分蔓延。
 後で聞いたら、南出弁護士を助ける役回りの先生たちまで「もうイイやこのヒト」とかそういう気分になっていたとか。番組中はソッポ向いていたのでよくわからなかったけど。

2時間目
 相変わらず独演会。一応、聞かれたことに答えているけど、遠慮など微塵もない。
 途中で見かねた水島さん介入だけどお構いなし。

 そして大問題発言。

9分25秒 日本国憲法は条約だ。条約は一方的に破棄できる。
 ソ連のスターリンも日ソ中立条約を破棄したし、日本の大平外相も日華平和条約を破棄した。
事情変更の原則が適用できる。

えーーーと。
 法律的批判。
 事情変更の原則は、当事者の一方の一方的な都合で事情の変更を宣言した場合、国際法違反です(当たり前だ)。
 国際法違反を押し通せるならどうぞ。もはや法律論ではないが。
 事情変更の原則の条件は色々あっても、基本的には「不可抗力」を証明できなければならない。
 ソ連のヤルタ密約とか、日本の北京政府承認とか、不可抗力なのですか?
 日本国憲法を遵守しろとはもちろん言わないけど、こんな恥ずかしい形式はお断りですな。
 法理論になっていない。

 政治的批判。
 もっとマシな先例ないのか?
 とか思っていたら、小堀先生が「ヒトラーのヴェルサイユ条約破棄」とか言い出した。
 南出弁護士も否定しなかった。。。
 なぜスターリンや戦後民主主義やナチズムと同じ事をわざわざやって、国史に泥を塗る必要があるかわからない。
 時の政府や特定に政治家がやるのと違って、国家の行為は永遠に残るのですけど。。。

 さらに問題発言。
10分40秒 「日本が日本国憲法を破棄するのをアメリカは邪魔しない」

えーーーーーーと。
 アメリカ国内の「ウイークジャパンポリシー派」は根絶されたの?
 それなら核武装までいけなくても、日本と東南アジア(旧大東亜共栄圏諸国)が仲良くするのを絶対に邪魔してこないはずだが。
 ここだけいきなり「平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼」しているので、訳がわからない。
 何の根拠があって「アメリカは邪魔しない」と言い切れるのか、法律論だけでは説明できないはずだが、すべて希望的観測に基づいている。
 そもそも、この頃になると法律論ではなく政治論なので言及はこれくらいで。

 さらにトドメの問題発言
13分50秒 「平成御真影玉音放送(ビデオメッセージのこと)は緊急勅令」。
 根拠は、日本国憲法では自衛隊は違憲だ。
「自衛隊を真っ先に慰労したから国政行為だ。日本国憲法が生きていたらできないことだ。」
とか言い出しましたが、自衛隊って、天皇・皇室と隔絶されていたっけ?
 一番どうでも良い例を挙げると、宮中儀式のたびに軍楽隊が演奏してますが。
 南出弁護士が自ら挙げた例で言えば、昭和48年増原防衛庁長官内奏事件というのがあります。
自衛隊を率いる防衛庁長官が国民に見えない聞こえないところで天皇に防衛問題に関してお話していますが。
 もはや事実関係だけでなく解釈もいい加減。別に天皇と自衛隊は隔絶されてもいなければ、天皇は自衛隊を認めています。
 天皇は自衛隊を否定することすらできません。日本国憲法の呪縛によって。残念ながら日本国憲法は生きています。国内法として。

 さすがに聞くに堪えなかったので、誤りを指摘。
15分11秒 私「勅令ではありません。激励権の発動です。この激励権は文明国の通義です」と。

 法律家ならこれで終了なのですが。信者向けに。…次の段落、つまらないので普通の人は読み飛ばしてください。

 緊急勅令は枢密院の承認が必要です。「平成御真影玉音放送(ビデオメッセージのこと)」は枢密院の承認を得たのですか?
 枢密院の承認がなかった緊急勅令の例として関東大震災があります。
 あの時は枢密院が開けなかったので山本権兵衛首相の責任で処理しました。
 では「平成御真影玉音放送(ビデオメッセージのこと)」は?
 菅直人首相の責任で緊急勅令を発した?ありえないですね。
 ならば陛下ご自身の意思で発した緊急勅令?
 勅令には責任が伴いますね。陛下に責任がありますね。
 陛下が自らの責任で発したとすれば、政府機能が麻痺した状態と判断して行動したということになります。
(いくら無能とはいえ)現に菅内閣が存在しているのに。
 それにも関わらず天皇が緊急勅令を発したとすると、帝国憲法でも日本国憲法でも憲法違反です。
 憲法典の制約を破った大権発動です。言わばクーデターです。
 正確に言えば「カウンタークーデター(上意討ち)」です。
 しかし、その「緊急勅令」の効果らしきものはありません。
 天皇は菅内閣へのクーデターに失敗したことになります。
 以上、そんなことはありません。妄想です。
 法理論では「激励権」の発動です。国民に向けた激励をお言葉にされたので、勅語です。

 簡単に、勅令と勅語の違い。

勅令…命令権限と責任を伴う。裁判規範(是非が裁判で争われる)。普通は行政府が責任を負う。今の言葉で、「政令」。
勅語…命令権限と責任を伴わない。裁判規範ではない(裁判の争いにならない)。今の言葉で「お言葉」。

質問再掲。
「平成御真影玉音放送(ビデオメッセージのこと)は緊急勅令ではありません。激励権の発動です」

お答え。
「解釈の違いです」

えーーーーーーーーーーーーーーーーーーと。
 1時間目の最初に「学理的学問的な議論をすべきだ」とか言ってなかったか?
 反撃すると逃げるなあ。

 その後も「緊急勅令と解釈することは可能です」とか言っているけど、できないし、してはならない。

 さらにその後も、延々と憲法新無効論とい関係のない皇室の話とかしているけど、ドーデも良いや。

 見るに見かねて、社長が私に、この日唯一のフリ(1時間目と3時間目は順番なので、唯一)。
30分から3分くらいで問題点列挙。

「学術的議論が重要だとか言っている人が勅令と勅語が同じとか言われても困る」⇒一同失笑。
「スターリンと大平、言うに事欠いてヒトラーが先例だと、議論にならない。他にもっとマシな先例を挙げれない時点で終了」
「占領中の最高裁判例を挙げているが、占領明けの判例はレッドパージ&農地改革訴訟とか、承認説にたっている。証拠の挙げ方が一方的かつ不適切」

 要するに

もっと勉強してから出直してきなさい!

ということ。

 さらに、尊皇家かつ純理派で名高い京都学派総帥佐々木惣一先生の説を国体破壊みたいに印象操作していたので、さすがに補足。

「佐々木説先生は、改正に名を借りた改悪の阻止は憲法典だけではできない。もし日本人が皇室を廃止しようなどと考えたらそれを憲法典では阻止できない。それが事実に基づいた法学実証的議論。ただし政治的にはすべきではない。もしそれをやれば、日本は日本ではなくなる、と述べました」

「できる」と「やるべき」の議論の違い、わかりますかな。
 条約(としての日本国憲法)破棄の議論、「できる」は何百歩か譲って認めても、「やるべきではない」ので、運動論として不可。
「人を殺せるor殺せない」の議論と「人を殺すべきor殺すべきではない」はまったく違う話です。
 私、改正憲法論には反対ですが、新無効論に批判する資格はないと断定します。
 少なくとも佐々木博士の改正憲法論への反駁はまったくできていない。

 百地先生がいてくれたらとも、いなくて良かったとも思う。
 

38分40秒 もはや何を言い出しているのか理解不能だが、突如として共産党(野坂参三)を褒めはじめる。
 社長「参三はイインだけど」と、もう頭抱えている。ご愁傷様です。
 あとの時間は他の人で、やっとまともな番組になった。
 誰かさん抜きでやればマトモな番組になっただろうに。

3時間目 一人ずつ「日本国憲法をどうするか」。
 それぞれ聞かせる話。
 件の南出弁護士、祭祀の話。
17分4秒〜21分27秒 短くてこれ。

ようやく回ってきたのが、
33分45秒〜42分7秒 これを含めて私の合計発言時間15分。

「明治憲法は生きているという前提で話をしろと言われますが、明治憲法という言葉自体が宮沢憲法学の呪いの言葉です。 天皇制はコミンテルンの造語だから使うべきではないという保守陣営すら、“明治憲法”などと平気で使っている。これでどこが帝国憲法が生きているなどと言えるのか」

 これがちゃぶ台返しだと理解できなければ、相当に国語力が足りない。というか、もう知らん。
 渡部先生や小堀先生の「来なきゃ良かった」って顔や、水島さんの苦笑いとか確認してください。
 別に渡部先生や小堀先生を侮辱するつもりはなく、自分だけ物を知っているわかっているなどと威張るつもりもなかったので、
 番組中のああいう形であえて自虐的な発言をしたのですが。

 あとの要点は、
「運動論としてそんなにやりたいなら、教科書にしろ。宮沢はそうした」と助け舟を出したけど、嫌味に気づかなかっただろうね。
 別に学術的議論を延々とやった訳でもなんでもないということです。
 何より、佐々木博士や菅原弁護士は論争に負けてないので、それを忘れてもらっては困る。

「そんなに無効論で通したいなら、王政復古の大号令をどうぞ。
 それができないなら、宮沢の手法を逆用して、日本国憲法の改正手続き(96条)を通じて日本国憲法を無効にすればよい」
 
 肝心の質問、日本国憲法をどうするか。
 答え。

 殺す!消す!忘れる!

 存在そのものを忘れるまで、50年、100年先の受験生が忘れるまでやってはじめて完成なのです。
 以上、南出新無効論など生ぬるいということ。

 ここで長谷川先生
「ひっくりかえすというより、肝心の部分が抜けてたのを補ってくれた訳よね」
 それ、フォローじゃなくて、トドメさしてます。

 この後も南出弁護士の独り言。
しかし、私の言う「96条を通じた日本国憲法の無効化」って、意味わかったかなあ。
 私、「96条を変えろ」とは一言も言っていないのに延々と96条反対について。
 今回、討論どころか何一つ会話にならなかった。
 あちらが何一つ答えずに逃げたからなのですが。

48分からあたりの古屋さんや荒谷さんとの話が本質ですけどね。
「立派な憲法典を持っても拉致被害者一人取り返せないのでは無意味」
「自衛隊員25万人のうち、アメリカ軍楽隊より射撃訓練している人がどれくらい?」
とか。

54からまた、南出氏。
 もはや何の嫌がらせかわからない。

 南出弁護士の憲法新無効論が運動論として決定的に失敗している理由。

 私が人格も話の内容も行動も徹底的に軽蔑したから!

 ブログ書いててここまで気乗りしなくて不愉快なの初めて。


2012年4月26日(木曜日)

小沢無罪と政局

カテゴリー: - kurayama @ 21時58分09秒

 小沢裁判。一審は無罪でしたね。
 あんな杜撰な証拠では無理、というのが専門家の見方で、法律家の常識では無罪は当然に予想されたことでした。
「では小沢は何もやっていないのか?」とか、そういう次元ではないですが。と指摘していた方も多かった。
 暗黒裁判でない限り小沢無罪は確定的な流れでしたが、角栄裁判ははるかに暗黒だったので何ともでしたが。

 さて、政局。
 争点は、予算関連法案、日銀人事、増税。
 予算関連法案は通さねばならないものです。
 ところが、参議院でねじれているので毎年行き詰まり、6月初旬に政変が年中行事になってます。
 当然、小沢派はここで勝負をかけてくる、はず(あまりにも雰囲気がないので何ともなのだが)。

 って結局、輿石幹事長がどう考えるか次第なんですよね。
 彼は一日でも長く政権与党の幹事長でいたい訳で。
 予算関連法案を通すために野田の首が必要ならあっさり差し出すし、
 そんなこと必要ないと思えば野田延命だし、
 小沢の方が人気でそうなら(=谷垣相手なら選挙に勝てるとなれば)ますますさっさと首を挿げ替えるだろうし、
 無理だと思えば現状維持。
 週末の世論操作、じゃなかった世論調査を見ながら考えるでしょうね。
(本当は打ち間違いなので直すべきなのですが、なぜか直す気がおきず。なぜだろう・・・)

 輿石の読み!
 政局
・野田=メタメタ。とは言うものの、現職総理。
・小沢=その野田を倒せない。倒せそうならついても良いか。
・谷垣=そんな民主党を倒せずもう三年。民主党政権存続の最大功労者。
・ ?=その谷垣を倒せない、自民党反主流派(人格や政策では良識派)。

 政策
 予算関連法案=さすがに通さないと国政が停滞。
        でも停滞すればするほど財務省の現主流派が擦り寄ってくる。
        つまり自分の権力が強まる。

 増税=民主党の野田主流派と小沢反主流派と自民の谷垣主流派を天秤にかける道具。
    本音はともかく旗幟を鮮明にしないほうが影響力は強まる。

 日銀人事=どうでも良い。そもそも日本国そのものがどうでも良い。
      日本政府そのものが自己の権力基盤としての道具。
      日本の国政など愛国心のある人柱がナントカするもの。

 輿石現職政権与党幹事長の立場で現在の政局ゲームのプレイ方法を考えてみた。
「日本などどうなっても良い!」「別にやりたいことなど何も無い」と考えることの強み、おわかりいただけましたでしょうか。

 相手が何を考えているかを読んだ上で、何をすれば良いかを考えましょう。
 結論は火曜日の上念先生との動画(別名・月に一度の経済漫才)で言ってますが、
 こういう読みの裏づけが必要だと思ってます。


2012年4月24日(火曜日)

田中秀臣先生、AJERに登場

カテゴリー: - kurayama @ 13時31分44秒

 御用一般人のみなさんへ
 どうぞ、この砦のレスで挑戦を受け付けていますのでかかってらっしゃい!

 最近、残念なこと。
 真正面から論争をしかけて来る輩がいないこと。
 人を殴る時は殴られる覚悟をしましょうね♪
 いちいちこちらで探すのも面倒なので、どうぞ砦のレスで挑戦してきて下さい。
 特に「憲法新無効論」と称する有効論者のみなさん、
 都議会をはじめとする関係各所に
「日本国憲法無効と条約としての有効と破棄決議」
などという穴だらけ理論の陳情をしたいらしいけど、この砦で論戦をすることなく私の意に沿わぬことをするようなら、遠慮なく邪魔させていただくので、そのおつもりで。

 最近、楽しいこと。
 私が知らないと思って誹謗中傷をしている輩が増えたこと。
 管理人経由で届いてますよ♪
 それらの輩を攻撃しないのはそんな暇がないというこちらの都合だけであって、自分が安全地帯にいると思っているからおめでたい。
 頼むから何の痛痒も感じていないということに気付いてほしい。

 ところで、『財務省の近現代史』の笑えた書評が宮崎岳志代議士。
「1〜4章は傑作、5〜7章は良作、8章は怪作、最後の1頁は珍作」
 何が笑えるって、私に対してポジショントークを通していることなのだけど、20年来の付き合いでほめてもらった記憶が一度もないので、素直にうれしい。笑
 ちなみにAJERの宮崎代議士ご出演会、日本経済復活の会で異様なまでの好評とか。

 『財務省の近現代史』を書いていて、色々と知らないことも多く、感銘を受けた人物もいるのだけど、その一人がワル野ワル彦さん。
 史料的には「増税原理主義」「財政再建至上主義」でそれしか頭にない人で、私とはまったく異なる考え方の人なのだけど、どうしても嫌いになれなかった。
 本を出した後、色々と教えてくれる人もいるのだけど、政策を批判する人はいても、人間的に、あるいは官僚として批判する人は聞いたことがない。

 言わば、敵として尊敬できる人。

 とはいうものの、向こうは私のことなど歯牙にもかけていないだろうけど。。。

 さて、前置きが長くなりましたが本題。
 本日は、チャンネルAJERで月末恒例、おもしろすぎると評判の上念司先生ご出演の日です。
 上念先生「あんまりガンダムネタばかりでも」とおっしゃっていましたが、ガンダムネタをやらないと許してくれないファンも増え。笑
 題して

日銀貴族の討伐がはじまった! 上念司・倉山満

です。
 さらに来週と再来週は田中秀臣先生、ご登場。

変態御用一般人化するマスコミ

田中秀臣・上念司・倉山満

です。

 再来週は田中先生単独ゲストで

亡国経済論の系譜 田中秀臣・倉山満

です。
 実は、田中先生と二人で話したのがこの番組が最初なのです。
 色々、お聞きしたいことも多いです。私自身が。

ということで、リクエストが多ければ、田中先生レギュラー化も企画して、はかってみます!


2012年4月23日(月曜日)

古谷主税局長歴史的答弁「デフレ下での増税は税収を減らす」

カテゴリー: - kurayama @ 01時30分55秒

 桜の話はそのうち解説します。
 みんなで「明治憲法は生きている」と連呼している時点で、宮沢の術中に乗せられている。
 そのうち「誰が殺した?帝国憲法!」とかいう本も出そう。
 そんなことより大事なこと。

西田昌司「参議院予算委員会 質問 2012.4.4」
http://www.youtube.com/watch?v=SzA9bRZ1sKg

 45分くらいから47分くらいが歴史的答弁。

西田参議院議員

「デフレ下で増税したら

 税収は増えますか?」

 

古谷一之財務省主税局長答弁

「減ります」

 

 大事なことなのでもう一度繰り返します。

西田昌司

「デフレ下で増税したら

 税収は増えますか?」

 答弁者は、古谷一之財務省主税局長。
 徴税の責任者、一般の人にわかりやすいように言うと、マルサの総元締め。

古谷一之財務省主税局長答弁

「減ります」

 古谷さん、よくここまではっきりと言い切ったものだ。
 これを引き出した西田さんもえらい。
 なぜ古谷さんがここまで踏み込んだ答弁をできたかというと、、、現在進行形の話なので沈黙(笑)。間違っても、古谷さんが財務省増税反対派の頭目だ、なんてばらしてはいけません(笑)。これだから、国会答弁は楽しい。

 大拡散希望です。

西田昌司

「デフレ下で増税したら

 税収は増えますか?」

 

古谷一之財務省主税局長答弁

「減ります」

 

 財務省よ!正しい伝統を思い出せ!

検証 財務省の近現代史

 

政治との闘い150年を読む

 

光文社新書 税込861円


2012年4月21日(土曜日)

勝礼賛記事の意図

カテゴリー: - kurayama @ 00時55分16秒

 レスのお返事できずすみません。
 あと、「講演とかないのですか?」とよく聞かれるのですが、最近はオープンなのはめったにないなあ。クローズドのはこれでもかときているのですが。
 志でお受けしてます。

 さて、今週の『FLASH』(光文社)の「勝栄二郎伝説」特集。
 なんで、大蔵スキャンダルの時の宝島系サヨクのてなづけかたとか書いてないのか不満ですが。
 ただ、Informationをそのまま流しているので、普通の人にはよくわからないだろうけど、
Intelligenceを働かせて読むと、なかなか面白いですね。

 Informationをそのまま流しているというのは、
「財務省の方針は増税です」
などと言われた瞬間に、
「貴様は腰抜けか!白川を討て!」
と相手の立場もわきまえないいじめ方をしないこと。笑

 さて、この記事を普通に読んで要約すると、

・勝栄二郎は十年に一度の大物次官。いや、平成最強だ!(その前は知らん)
・勝さんはありとあらゆる面ですばらしい!!
・財務省の悲願である増税をできるのは勝さんしかいない。
・政界もどこもかしこも日本中ダメだ。もはや救世主の勝さんに増税してもらうしかない。

あたりなのだろうけど、私の注目は別。

・真砂(マサゴじゃないよマナゴだよ)は非力な若輩だから、後が心配だ。

の部分。
 ここまで読めば、財務省の誰の意図が反映されているかわかるけど、それが誰かはあえて言わない。
 その代わりにこの記事の意図だけ要約します。

 

この記事の趣旨は

 

勝礼賛ではない!

 

真砂牽制だ!!

 

別の言い方をすれば、民主党サヨク主流派追随勝体制を真砂が継承すると誓わなければ、次官の座はお預けだぞ!何なら他に回しても良いぞ。という意味。

 一枚岩の中の激烈な権力闘争、心の底から友情や尊敬を抱きながら面従腹背。
 その様子が生き生きと描かれていると評判の

 

検証 財務省の近現代史

 

政治との闘い150年を読む

 

光文社新書 税込861円


 

 ところで、
 取材者にして書き手の横田由美子さん、一面識もありませんが、色々なところに共通の知人が多く。
 光文社さん、対談企画してください!

 昨日の桜の収録で血の雨を降らせた男より。笑
 別に殺す気はなかったけど、相手が弱すぎた。爆


2012年4月20日(金曜日)

憲法討論収録

カテゴリー: - kurayama @ 00時26分02秒

 桜の討論に出てきました。
 今回のお題は「どうする日本国憲法」。
 出演者は席順に、

 渡部昇一  
        小堀桂一郎
 長谷川三千子
        南出喜久治
 古屋圭司
        新谷卓
 倉山満

 一時間目はどうなるかと思ったけど、まあみんな大人で、
 二時間目は「大学で憲法を教えている人の代表」「若者代表」としてイライラを小出しに、
 三時間目はすべてを否定するちゃぶ台返し。

 まあ、見てのお楽しみですよ。

 司会の水島社長が「1人3分くらいで。多少のオーバーは構いませんが」と事前に注意しているのに、何を勘違いしたか一人で数十分しゃべる方がいて、「またこれかよ?」と思いましたが。途中、隣の古屋議員と私語をしてしまう退屈さでしたが、展開は上の通り。

 あれでも手加減してあげたので。笑
 誰に??? 笑

 詳しくは放映後に解説します。

 それはそうと近日、さくらじにも出演。お楽しみに♪


2012年4月18日(水曜日)

公明党の「加憲」論をぶった切り

カテゴリー: - kurayama @ 22時53分35秒

 前々から公明党の憲法論こそ危険であると指摘してきた。
 社民や共産の護憲論に普通の人やましてや少し政治に関心のある保守がなびくはずがない。
 ところが、公明党の加憲案には普通の人がなびきかねないし、保守だってその危険性を指摘できないのではないか。

とりあえず↓を。
【永田町発 憲法の焦点】安全保障編 衆院議員・赤松正雄氏
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120418/plc12041807370004-n1.htm

公明党の憲法観は・・・現行憲法の「足らざるを補う」との方針になった。これがいわゆる「加憲」という考え方だ。

「中学生の落書き」みたいな憲法を、これ以上どう修正するのだ?
「直してどうにかなるもの」という前提を証明すべき。
 ちなみに「修正は創作より難し」をご存知か?

改正を視野に憲法の全条項をつぶさに検証することが必要だろう。いわゆる護憲政党は、かたくなに議論を避けるのではなく「このくだりは法律で対応できる」と論陣を張ればいい。加憲の流れは不可避であり、先送りは許されない。

 以上、結局は日本国憲法の条文を守るということ。
 ちなみに私に逐条的に検証させると、全部削除。
 それだけで「逐条日本国憲法批判」という本ができあがる。

加憲の対象には、例えば「環境権」が挙げられる。これについては護憲派、改憲派の双方の合意が得られるテーマだろう

 それこそ、なぜ「法律で対応」できないのか、証明が必要。

自民党からは「まずは緊急事態を」との意見が強まっている。公明党もかつて「緊急事態基本法の制定が必要だ」と考えたが、緊急事態の名の下に市民大衆の自由を束縛しかねない可能性を生み出すとして、今は慎重論が強い。

 そもそも日本国憲法には有事という考え方がない。それが最大の欠陥。

現実と憲法の間で大きな乖離(かいり)がある。しかし、党内の大方は理想としての9条は触るべきではない、との考え方で一致している。

 なんの論理もない。もはや批判不能。だから立証された議論を提示してくれ。

日本を攻撃する勢力を水際で排除する能力が自衛隊には必要だ。

 では拉致被害者を取り返すことは自衛権の行使に含まれるのか否か。さっぱりわからん。

海外での活動については、後方からの人道支援に限定すべきだと考える。

 まさか「後方」を位置関係だとおもっていないだろうなあ?
 現代戦に限らず、後方の方が危ないのですけど。

安全保障をめぐって恒常的な一般法制定の要求が強いが、それでは米国中心の「流れ」に自動的に乗ってしまう懸念が捨て切れない。

 何の根拠もない憶測。

世界の平和を脅かす事態が発生し、日本への影響が考えられるときに憲法の範囲内でどこまでできるかを、その都度考えて特別措置法で対応すべきだ。

 ではその憲法を変えてはいけない論拠は?

 日本国憲法に基づく論議、薄っぺらにしかなりませんな。マジメに添削し始めたら一字一句否定しなければならないのだけど、くだらないのでこれくらいで。これで「公明党最強の論客」?学部レベルじゃない?

 ちなみに明日は桜の討論の収録でーす。
 AJERの収録をずらしてもらい、河添先生にはご迷惑(内輪話)。


2012年4月17日(火曜日)

中山恭子が語る救国財政

カテゴリー: - kurayama @ 15時23分35秒

 「まさか貴女が出てくださるとは!!!」という超大物ゲスト。
 日本人で知らない人いるの?という方。
 自分が使えるありとあらゆる媒体のすべてを通じてラブコールしまくって、直接申しこんだらスンナリOK!
 自分でビックリ。。。汗汗汗。

中山恭子が語る救国の財政
http://www.nicovideo.jp/watch/sm17573477
http://www.nicovideo.jp/watch/sm17573540

 あえて解説しません。
 内容すごいです。


2012年4月16日(月曜日)

不自然?

カテゴリー: - kurayama @ 09時13分36秒

 パタリロにて。
 宇宙の星々を侵略して回るイルギヌス星人が地球に目をつけ、各国の指導者に化けて入れ替わっているらしい。
 しかし、地球に来てまだ日が浅く、化けきれていないので不自然な行動も目立つ。
 パタリロは世界中から情報を集めさせた。

 ヨダフィー大佐がトイレの中で
 逆立ちしながら
 用足しを・・・不自然だな

 ホセイン大統領が駐車場でいきなり
 服を脱ぎ始め 水泳のまねをした
 モータープールと普通のプールを
 混同しているのかな
 これも不自然だな・・・

 こっちは・・・
 日本で高級官僚が
 賄賂を受け取っていた
 これのどこが
 不自然なんだ

 平成10年(1998年)の作品です。
 この年が悪夢の年である理由を知りたい方は、今日でちょうど発売一ヶ月の

 

 「公務員・官僚部門」1位!

 

検証 財務省の近現代史

 

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2012年4月15日(日曜日)

大蔵対日銀百年戦争史(3)―大蔵省の遺伝子と日銀出生の秘密

カテゴリー: - kurayama @ 03時21分08秒

 1867年(慶応三年)に王政復古の大号令がなされて以来、1885年(明治十八年)の内閣制度開闢まで、半年に一回の頻度で行政改革がなされています。
 大蔵省発足は明治二年ということになっていますが、ここに法務・外務・陸軍・海軍以外の全省庁の仕事が集まるような有様で、権限が巨大すぎることが問題となっていました。なにせ予算を握っているので。
 明治ヒトケタ年代には「民蔵分離問題」というのがあって、大蔵省から民部省を切り離すことになります。

 と書いて読み過ごした方は、歴史学の道は進まないほうが良いです。(進んだ奴のほとんどが・・・)
 冷静に考えましょう。つい数年前まで内戦をやっていたのです。また、士族反乱という、いつ国が割れるかもしれない大規模暴動が続発するのです。
 その時点で「予算を握る奴が偉い!」ってどれだけ遵法精神が強く法の支配が貫徹しているか。
 日本近代史で大蔵省や予算の話が出てこないのは、戦前日本がナチスドイツやスターリンのソ連のような暴力と恐怖が支配する国だ、いざとなれば暗殺でナントカなる軍人独裁の国だ、という先入観のセイですな。

 明治政府の有名すぎるスローガンが「富国強兵」です。
 富国とは、全国から政府に税金を集めることです。
 きちんと税金をとれなければ東京の新政府の命令を全国津々浦々に伝えることはできません。
 東京の新政府の命令を全国津々浦々に伝える仕事は内務省に、税金を集める仕事は大蔵省になります。後に大蔵省の筆頭局は予算を配る主計局になりますが、最初の花形は税金を集める主税局です。

 さて、大蔵省の開祖と言えば、松方正義です。井上馨も財政に関する元老という位置づけだったのですが、歴史的には松方が開祖の扱いです。そもそも大蔵省の正史である『財政史』が松方を顕彰するために編纂されたほどなので。
 松方と言えばその財政政策が「松方デフレ」として語られます。この名称、誤解を招くのでやめた方が良いですね。
 池田勇人などは「ディスインフレ」と呼び、自分が敗戦直後に政権を担当したときは「デフレ政策」と呼ばせず、「悪性インフレ抑制政策」としか言わせませんでしたから。

 この松方デフレとは、西南の役の際に戦費調達の為に政府がお札を刷りまくったので悪性インフレになったので、ナントカ抑制しようとした政策のことです。
 当時は管理通貨制どころか金本位制もできない時代の話で、今と違って金融市場に対する政府の影響力など小さいものなのです。
 そもそも「市場」そのものを一生懸命作っている時代で。
 その前提を無視して語ると↓こうなる。

緊縮財政の先達
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120119/art12011907220002-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120126/art12012607230001-n1.htm

 冒頭の財務省増税派のタワゴトを繰り返している部分は枕詞として無視しても、ついでに「大隈がケイジアンで松方がマネタリスト」とか訳のわからないところは見なかったことにしても、
デフレで農民の自殺者を増やしまくったけど不人気を引き受けたから政治家としては偉い、は如何なものか。

政治家なら断行すべき決心

 それまでインフレで潤っていた農民は、農産物価格の急落で一転困窮の奈落に突き落とされた。自殺者も急増し、田畑の売却による自作農から小作農への転落や、都市への農民流亡をもたらした。この「松方デフレ」の張本人が、国民的人気の高いはずはない。
 彼が薩摩閥で黒田清隆や大山巌(いわお)の人望に及ばなかったのは、いつも日の当たるところだけを歩む成功者への嫉妬に加え、不人気な政策をあえて断行した点とも無縁でなかった。
 いまと違って、明治政府は困窮した弱者にセーフティーネットを張る必要もなく、お上の大方針で緊縮財政を進めれば財政も再建できた。松方のモデルはすぐに今の日本には適用できない。
 しかし一流の政治家なら、国家百年の大計と民生の安定をバランスよく比較考量することはいつの時代にも欠かせない。松方財政は、政治家ならいつか断行すべき決心を実現した成果でもあるのだ。

 繰り返しますが、悪性インフレの際にインフレ抑制をするのは当然です。
 松方の前任者の大隈重信(なぜか歴史学では人気が高い。早稲田を天下り先にしたいから)のように、インフレ時にインフレ政策を採用したらさらにインフレになるに決まっているではないですか。
 AJERでも強調しましたが、「いついかなる時もインフレ(デフレ)政策を採るべきだ」というのが頭がおかしいのです。
 デフレ時に、デフレ政策で自殺者を増やせ!とかはもう狂っている訳です。

 日本近代財政の祖である松方を「デフレ政策で農民を殺しまくった、自殺に追い込みまくったから偉い」というのは間違った歴史認識です。
 松方デフレ改め松方ディスインフレは悪性インフレ時だったからこその政策です。

 その松方財政の一環としての金融政策を実行するために設立されたのが、日本銀行です。
 つまり、日本銀行は大蔵省の出先機関なのです。

 次回、日本銀行の人々ー高橋是清と井上準之助


2012年4月14日(土曜日)

七夕までに白川討伐をすべき理由

カテゴリー: - kurayama @ 11時28分12秒

 昨日の上念塾、超満員でした。
 2時間半、ノンストップのハイテンション!
 UST中継を切っていない間から地上波で流せない話を連発する私。笑

 さて、その前にチャンネルAJERの収録。
日銀人事を政局にせよ!
http://www.youtube.com/watch?v=_7vJUyulCso
http://www.youtube.com/watch?v=3UX6hmyVqys

 別の言い方をすれば

七夕までに白川総裁のクビを獲るべき理由!

 衆議院の解散よりも重要な話です。
 日銀人事。

 デモに行くよりも大事な話です。
 参議院議員にFAXを送りましょう!

 日本を救う処方箋です。

一時的に2位に落ちたけど、まだまだアマゾンの

 

「公務員・官僚部門」1位!

 

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2012年4月13日(金曜日)

蚊帳の外

カテゴリー: - kurayama @ 14時42分17秒

 北朝鮮が人工衛星(=弾薬のついていないミサイル)の打ち上げに失敗したらしい。
 慶賀に耐えん。
 米韓だけでなく、ロシアどころか中国にまで「やめろ」と言われたわけだから、打ち上げ花火の後始末に自信が持てなかった?
 そういう政治的意図での自爆はなく、単純に本当に技術力が無かったので失敗したという観測ですが。

 何にせよ北朝鮮には、騒いで駄々こねて食料だの何だのをむしりとろうとしても、もう通らないと思わせねばならないでしょう。
 結局あの国も、中国やロシアといった大国の後ろ盾があってこそアメリカと張り合えることを知っているわけで、力の論理の信奉者だからこそ自分より強い相手とは決して戦わない訳です。

 それはそうとわが国は?
 周辺諸国が集まって協議している最中に、「増税したいから帰ります」と国会に戻ってきた。
 せめて「増税させないから」じゃないの?
 そらあ、まじめに会談しようという国はないでしょう。
 アメリカはもちろん、中国やロシアから見ても「誰の話だ?」ですから。

「蚊帳の外」の例文に使いたいような話だ。

 本日、上念塾です。お買い上げの方にはもちろんサインします。

 

 まだまだアマゾンの

 

「公務員・官僚部門」1位!

 

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2012年4月9日(月曜日)

読んではいけない「経済学モドキ」

カテゴリー: - kurayama @ 22時28分40秒

 『正論』に続き、今月の『歴史通』と『京都新聞』4月1日号で書評されました。
 どんどんお待ちしてまーす。
 インタビューなども積極的に受けるつもりです。
(なぜかお高くとまっている人扱いされていますが、ぜんぜんそんなことないです。笑

 さて、今週の『週刊ダイアモンド』の目次があまりにも感動的だったので、宣伝(爆笑)。
 まじめな経済学を知りたい方は、
 上念司先生の近著『全国民必読 経済ニュースのウソを見抜け! 』(徳間書店、1470円)
をどうぞ。

 以下、もう笑うしかない。以下、中吊りを中心に抜粋。

特 集
これであなたも経済通!
「日本経済」入門
仕事に役立つ経済の「新常識」26
(1)消費税増税で景気はよくなる
(2)ゼロ成長でも不況ではない
(3)GDPはもはや景気指標ではない
(4)今のやり方で財政再建はできない
(5)社会保障と税の一体改革はすでに失敗している
(6)低金利安定はよいことではない
(7)金利が上昇した場合リスクは大きい
(8)今は「円高」ではない
(9)円高は日本経済にプラスである
(10)デフレ脱却で景気は回復しない
(11)金融緩和でデフレは解決しない
Column 国会議員が“日銀批判”に使う欧米中央銀行の実態
(12)今は「就職氷河期」ではない
(13)TPPの最大の利点は「輸出増」ではない
(14)TPPはただの通過点 本当の問題は“その先”
(15)日本の輸出依存度は高くない
(16)日本の空洞化は止められない
(17)経営収支は黒字が善 赤字が悪ではない
(18)復興需要は景気拡大に貢献しない
(19)国に保護された産業ほど衰退する
(20)空洞化は日本の製造業を救う
(21)ギリシャはすでにデフォルトしている
(22)ECBの資金供給は欧州危機を解決しない
(23)来年、米国景気は失速する
(24)オバマ再選で米国債は格下げされる
(25)中国の不動産バブルは崩壊しない
(26)5年後にはインドが中国の成長率を抜く
Interview 野口悠紀雄●早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問、一橋大学名誉教授
経済政策の3本柱を徹底検証!
Part 3 本当に使える「街角経済指標」9
Interview 上野泰也●みずほ証券チーフマーケットエコノミスト
(1)ビッグマック指数
(2)うなぎかば焼きと食パン
(3)“デパ地下”惣菜の売上高
(4)フィットネスクラブ売上高
(5)BMWの新規登録台数
(6)百貨店の化粧品売上高
(7)国家公務員志望者数
(8)オリンピック開催国の景気
(9)下着の販売動向

 ここまで紹介して、力がつきました。笑いのツボ35連発、みたいでしたね。
 もう寝ます。zzz


2012年4月8日(日曜日)

大蔵対日銀百年戦争史(2)―大蔵省軍国主義と日銀ファシズム

カテゴリー: - kurayama @ 20時46分36秒

 最初に問題。ソ連は「衛星国」に対して内政干渉をしたことはありません。
 少なくともその建前は守りました。
 なぜでしょう。

 よく大蔵省は軍隊組織の一枚岩だと言われます。
 また日銀も一糸乱れぬ上意下達の組織だと言われます。
 これ、似て非なるものなのです。
 大蔵省は軍隊組織で、日本銀行はファシズム体質組織なのです。
 この砦の昔からの読者さんは軍国主義とファシズムは宿敵だということは承知でしょうが、おさらいも含めて解説。

 まず大蔵省の方から。
 大蔵省の、特に主計局は「鉄の規律」と言われる結束力を誇ります。
 最終的には、上司絶対です。
 次官や主計局長が決めたことには誰も異議をはさめず、全員が従い動かねばなりません。
 外部から見るとロボットの如く同じコトを繰り返してくる集団のように見えます。
 ただし、最終的な決定が下るまでは意見具申の自由、議論の自由があります。
 だから対外的に「増税やむなし、財務省の立場をわかってください」などと言いつつも、
 内部では増税反対派かもしれないし、外で言われたことを持ちかえって「敵はこういうことを言ってます」などという形で上司に伝達するということも日常茶飯事です。
 このあたりの「外には軍国主義、内では自由主義」の体質、久保田元国土庁次官の『役人道入門』が参考になると思います。

 では、日銀は?
 今でこそ3代続けてプロパーが総裁になっていますが、昔は5年任期の総裁を大蔵省出身者とわけあっていました。
 だから、「十年に一度のプリンス」だけが保護される世界です。
 また、総裁を筆頭とする9人の政策決定委員会がすべてを決めます。
 他の人たちは決められたことを実行するだけです。
(その代わり、官僚としては極端に勤務時間が短く給料が高い。)
 本当に意思を持たないロボットです。
 理事や企画部が実務の中心、と言っても、総裁を筆頭とする9人の権限が強すぎて、他はお話にならない訳です。
 たとえるなら、理事や企画部は「どういう戦い方をするか」の判断ができるだけで、「誰とどこで戦うか、そもそも戦うのか戦わないのか」の判断はできないのです。
 9人の日銀貴族、まさにファシズム国の「党中央」そのものです。

 ここで冒頭の問題。なぜソ連は衛星国に内政干渉をしないのか。
 ソ連はファシズム(一国一党)ですから、ソ連邦という国家の上位に共産党が存在します。
 ソ連の衛星国も、一国一党でそれぞれ共産党が存在します。
 だから、ソ連が衛星国に干渉することはありません。
 しかし、ソ連共産党は衛星国の共産党に指示命令をします。
 ソ連(共産党)は衛星国共産党を通じて衛星国に支配を及ぼすのです。

 ところで、衛星国共産党を日本銀行と置き換えてみましょう。
 ソ連に代わるのはどこの国なのでしょうねえ?
 冷戦が終わり、中国も資本主義化した以上、ソ連のように政府から独立し国家の上位に存在するようなファシズム体質の組織を通じて衛星国の国民を支配するようなことはないのですよねえ。これはきっと意味のない置き換えなのでしょう。笑

 次回、「日銀の出生の秘密と愉快な人たち」

相変わらずアマゾンの

 

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リフレ派へー財務省との交渉法

カテゴリー: - kurayama @ 20時08分44秒

 日銀のなんちゃって金融緩和、お金を市場に流しているところだけ宣伝して、
 裏で回収して回るマッチポンプぶり。

中川秀直ブログ4月7日
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/

さらに↓我らが金子洋一先生のご活躍を解説した高橋洋一記事。
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120408/plt1204080725000-n1.htm

それはそうと、財務省は「増税させてくれるなら、日銀法改正に応じます」と言ってるらしい。

なめてんのか?

 しかし、財務省にこれを言わせたとしたら、悪いのはリフレ派。
「日銀法改正してやるから、増税を引っ込めろ!」が筋でしょう。
 というか、リフレ派の中の「財務省・日銀一体視」が悪い方向に出ている。
 この際、財務省と日銀が一体なのか、そうでないのかどちらなのかの事実関係を捨象する。
 そんな事実関係なんてものはどうでも良いから。
「日銀法改正してやるから、増税を引っ込めろ!」とふっかけるのが交渉というもの。
 それができないなら、既に財務省の増税原理主義者と歴史健忘症の連中のペースに乗せられる。とにかく政治家だろうが民間人だろうがリフレ派は財務省に対して、

 

 日銀法改正してやるから、

 

 増税を引っ込めろ!

 

といい続けるべし。この主張の正しさは、こちらを読めばわかる。

相変わらずアマゾンの

 

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2012年4月6日(金曜日)

大蔵対日銀百年戦争史(1)―統帥権の独立と中央銀行の独立

カテゴリー: - kurayama @ 22時51分56秒

 誰も見ていないかと思いきや意外と見ているらしい最新情報。
『関東軍全史』のことアップしておきました。

 13日の上念塾のチケット、既に完売だそうで、すみません。&ありがとうございます。
 当日駆けつけてくれれば、立ち見があるかもしれません。(終わった後の飲み会から?)

 あと、AJERのアップで不具合がありご迷惑をおかけしております(ペコリ)。

法制局を蹴散らした日銀の栄華
http://www.nicovideo.jp/watch/sm17475688
http://www.nicovideo.jp/watch/sm17472764

 それにしても、我ながらすごいタイトルだ。笑
 その2
の方で「統帥権の独立を超える中央銀行の独立」について言及しているのですが、今の日銀、戦前の統帥権どころではないのです。

 まず「明治憲法の怪物」「大日本帝国を滅ぼした諸悪の根源」とか、悪の代名詞のように語られる「統帥権の独立」ですが、意外と中身は吟味されていません。

 素朴な疑問。統帥権、誰が持っていたの?
 「軍部」と言っても、陸軍と海軍は外国以上に敵同士です。
 比較的統制が取れていたといわれる海軍だって、海軍省と軍令部はセクショナリズムで時々対立します。
 陸軍に至っては、陸軍省と参謀本部は常にいがみあい、教育総監部まで「統帥嫌の独立」とか言い出します。
 これでは何のことやら訳がわからん。

 そこで統帥権を万国共通の用語に言い換えると、「軍事最高指揮権」のことです。
 ではそれって何のこと?となると、普通は「作戦指揮権」になります。
 帝国陸海軍だと、陸軍参謀本部や海軍軍令部、あるいはそれらの出先の現場の権限です。
 相手が文官政府の場合もあるし、陸軍省や海軍省の場合もあるのです。
 また、東京の参謀本部や軍令部に対して出先の現場が主張することもあります。

 当たり前の話ですが、軍隊には機密性と緊急性がつきものです。
 もちろん平時の規律は絶対ですが、有事にはイチイチ上司に問い合わせてなんかいられないことも多いし、何でもかんでも情報公開するわけにはいかない訳です。
「敵が弾を撃ってきましたが、撃ち返してよいですか。我が部隊が全滅しそうなので早く許可を」とか、
「我が××師団は××地点を移動中です。情報公開の観点から新聞で報じてください」とか、そんなバカなことをする訳にはいきません。(前者は自衛隊はやっていますが)

 言うまでもなく統帥権は乱用すると上司の言うことを聞かない理由付けにされるので、運用が難しいのですが。だから「政軍関係」などという、政治と軍事の関係、政府と軍隊の関係を研究する学問もあるくらいです。

 金融も同じです。
 巨額の金をキッタハッタする世界です。しかも、中央銀行ともなれば国民の生活全体を守る役割を担っているのです。瞬時の判断で国際金融戦争を勝ち抜かねばならないのです。
 現場がイチイチ、上司や政府のお伺いを立てていられなどしない世界なのです。
 もちろん、事前に決め事はあり、それを逸脱することは許されませんが。

 さて、お気づきになりましたでしょうか。
 統帥権の独立と“本来の”中央銀行の独立が同じものであることに。
「規律」」「事前に決められたこと」を無視してわがまま放題やってよいなどという無法の論理ではないのです。

“本来の”中央銀行の独立をもう少し詳しく説明すると、「目的は政府が決めるが、手段は中央銀行の裁量である」です。
 繰り返しますが、現場のキッタハッタにまで政府が口出しはしないが、結果を出すための手段は任せる代わりに、目的を逸脱するなよ、という意味です。

 これを破れば軍隊の場合はどうなるでしょうか。
 死刑です。
 戦前日本の場合だと、「陛下の軍隊を(事前に決められた規律を破って)勝手に動かした」
は最大の重罪です。
 規律はもちろん、軍内部で決められますが、文官の政府も承知しています。
 有名な満洲事変の場合だと、枢密院で石井菊次郎顧問官から
「朝鮮軍は朝鮮を守るから朝鮮軍だろうが!勝手に満洲に移動してよいなんて決まりがどこにあるんだ?見せてみろよ」
などと迫られ、南陸軍大臣は政府の大臣やら憲法学者の清水先生やらに泣きついてオロオロしっぱなしだった訳です。
 結局、「総理大臣裁定」で許されましたが。

 さて、現在の日銀の主張する中央銀行の独立。
 彼ら、事あるごとに「政治の圧力には屈しない」と強調しています。
 日本銀行の何らかの権限の独立ではなく、中央銀行そのものが政府から独立している、とすら主張しています。
 もし関東軍など戦前の軍隊がこんなことを言い出したら
「お前は陛下から独立して幕府を作る気か!?」などとレッテル張りをされたものです。
 それすらも軽く飛び越えている今の日銀。
 何か問題があったら死刑になるどころか、総理大臣の呼び出しにもどこ吹く風。
 しかも裁判官並みの身分保障。
 ついでに、財務省が苦しんでいる財政問題なんて、控えめに言って99%日銀が仕事をサボっている尻拭い。

 日銀人事、緒戦は勝利しましたが、これからですね。(しかし河野龍太郎氏も、生活のための就職活動でブラック企業を回って訳のわからん圧迫面接を何度も受けている学生の気持ちを思い知っただろう。)

 ここで問題なのは財務省の動き。
 今までの勝体制では日銀や民主党政府に追随するとしても、それでは財務省の長期的省益には反するのです。
 偽装右翼の片山さつきはともかく、財務省の幹部がそれをわかっていないと困ります。

 ということで、短期緊急集中連載「大蔵対日銀百年戦争史」のはじまりはじまりぃ〜。
 次回は「大蔵省軍国主義と日銀ファシズム」について。


2012年4月5日(木曜日)

解説、河野人事否決

カテゴリー: - kurayama @ 22時06分31秒

祝!河野龍太郎日銀委員人事否決!
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M1YPT10UQVI901.html

 これまで防御戦闘ばかりだったのが、はじめて攻勢作戦をかけて勝利。
 これで白川法王も怯えきっているでしょう。
 なにせ、9人しかいない日銀貴族の中で、2人までが欠けてしまったので。

 総評としては、「緒戦の緒戦」の勝利。
 これから第二弾第三弾がやってくるのであまり手の内とか、
 永田町・霞ヶ関で何が起きたかをぺらぺらしゃべってはいけない。

 ただし、基本的な話の枠組みは解説。

民主党の金子洋一参院議員は、党の決定に従い同意人事案に賛成票を投じたものの、「河野氏は金融緩和には弊害が大きいとかいうことを言っているので不適切であるというのが与党内でも共通認識だった」と指摘。来年の日銀総裁人事に与える影響について「手続き面でも政策面でも影響するだろう。金融緩和に否定的な人は好ましくないし、国会にかかってこないようにしなければいけない」と語った。

 参議院選挙は来年の7月までないので、民主党政権がおかしなことをしようとしても絶対に通さないぞということ。
 というか、誰が任期切れなんかさせてやるものか!という気概が必要。

 それにしても、4月4日に任期が切れる2人の人事を5日に、しかも1人だけ提示するって、政府は何を考えているのだ? あと、党の部会で全会一致で反対したものを政府が党議拘束をかけて提案するというのもわからん。

河野氏の人事案は押しボタン式で投票が行われ、同意が111票、不同意が127票となった。参院の資料によると、反対を決定していた自民党所属議員のうち、片山さつき、山本順三両氏が賛成した記録が残っている。党内に異論も出ていた民主党会派(104人)は全員が賛成した。

 これからも戦いがあるので、民主党議員が造反や欠席をしなかったのは正解手。
 直前まで「共産党が賛成する!」という情報があったのでヒヤヒヤしましたが。

 今回の成果は、これで谷垣自民党総裁の立場が悪くなったこと。
 野党総裁としては正しいが、政府補完勢力としては苦しいですなあ。
 自民党反主流派は、谷垣に徹底的に反対させて、こちらの思う人事を政府に飲ませてから、引き摺り下ろせばよい。

 オマケは、片山さつきが造反したこと。
 どこの誰ですか?
「片山さつきは河村市長南京発言をいち早くツイッターで支持した」
などと持ち上げていたのは?
 偽装右翼、認定。わかりやすぅ。

民主党の宮崎岳志衆院議員は河野氏の人事案否決について「デフレ脱却、円高解消のために積極的な金融緩和が必要だという立法府の意思が示されたものと思う。政府はこの結果を真摯(しんし)に受け止めて次の審議委員候補の人選にあたっては金融緩和推進にふさわしい人という要素を最優先にすべきだ」と主張した。

宮崎氏は来年の総裁人事についても「日銀幹部から金融政策について積極的な声が聞こえてこない現状を考えれば、日銀プロパーを容認するという空気は民主党、自民党、公明党、みんなの党などからはなかなか出てこないのではないか」との見方を示した。

 そうだ!そうだ!
 ただし、来年までは待っていられない。

 他にも、「増税推進だから」という理由もありましたな。
 さあ、リフレ派を本石町に送り込むまで、徹底抗戦だ!


大蔵省のスピーチ

カテゴリー: - kurayama @ 21時35分33秒

祝!河野龍太郎(=メカブースト第1号)、粉砕!

さて、
色々な方に向けてスピーチライターの仕事をしたくなりました。
ちなみにスピーチライティングは、私の「履歴書にかけない48の特技」の一つです。
オリジナルはこちらをどうぞ。
http://www.oct.zaq.ne.jp/afakc406/girennoenzetu.htm

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勝栄二郎(財務省事務次官、昭和50年入省、今の財務省トップ)??? いや真砂靖かなあ?

愚かなる日本銀行に対し、再び裁きの鉄槌を振るう時が来た! 第2次白川討伐作戦作戦を発動する!

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やはり真砂靖(財務省主計局長、昭和53年入省、次のトップになる人)かなあ?

これは愚劣なる日本銀行に対する裁きの鉄槌である。
神の放ったメギドの火に、必ずや彼らは屈するであろう。

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香川俊介(財務省官房長、昭和54年入省、次の次のトップになる人)で。

諸君、我々は日本に生活の場を求めている…ここに我が財務省は日本銀行に対して宣戦を布告する!!
日本に暮らす我々を目に見えぬかのように振るまい、
あまつさえ自分たちが日本を支配しているかのように思い上がり
―今は亡き武藤敏郎元日銀副総裁の魂に応えるためにも―
我々は立ち上がる時が来たのだ!!

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吉野良彦(元大蔵事務次官、昭和28年前期入省、尊称・ワル野ワル彦)

我々は一人の英雄を失った。
これは敗北を意味するのか?
否!始まりなのだ!
日本銀行に比べ我が大蔵省の国力は30分の1以下である。
にも関わらず今日まで戦い抜いてこられたのは何故か!!?
諸君!!
我が大蔵省の戦争目的が正しいからだ!
一握りのエリートが民主党にまで勢力を伸ばして日本政府を支配して早2年、
霞が関に逼塞する我々が自由を要求して、何度日銀に踏みにじられたかを思い起こすがいい。
大蔵省の掲げる、人類一人一人の自由のための戦いを、神が見捨てる訳は無い。
私の弟、諸君らが愛してくれた斎藤デンスケは死んだ、
何故だ?!(坊やだからさ)
戦いはやや落着いた。諸君らはこの戦争を対岸の火と見過ごしているのではないのか?
しかし、それは重大な過ちである。日本銀行は聖なる唯一の日本を汚して生き残ろうとしている。
我々はその愚かしさを日本銀行の貴族共に教えねばならんのだ。
デンスケは、諸君らの甘い考えを目覚めさせるために、死んだ!
戦いはこれからである。
我々の軍備はますます復興しつつある。日本銀行軍とてこのままではあるまい。
諸君の父も兄も、日銀の無思慮な暴力の前に死んでいったのだ。この悲しみも怒りも忘れてはならない!
それをデンスケは死を以って我々に示してくれたのだ!
我々は今、この怒りを結集し、日銀貴族に叩きつけて初めて真の勝利を得ることが出来る。
この勝利こそ、戦死者全てへの最大の慰めとなる。
国民よ立て!
悲しみを怒りに変えて、立てよ国民!
大蔵省は諸君等の力を欲しているのだ。
ジーク・大蔵!!

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吉野良彦その2 元ネタがあまりにも有名なので、別バージョンを。

我々は一人の英雄を失った!
しかし!これは敗北を意味するのか?!
否!!始まりなのだ!!
日本銀行にくらべ我が大蔵省の国力は30分の1以下である!!
にも関わらず今日まで戦い抜いてこられたのは何故か!!?
諸君!!
我々大蔵省の戦争目的こそが正義であるからだ!!
それは「霊安室オオクラ」に住む諸君らが一番よく知っている!
我々は省庁の中の省庁の座を追われ、
「ノーパンシャブシャブ接待官庁」として霞が関から捨て去られた!!
金もうけと 利己主義にこり固まった一握りの貴族が金融業界の新天地を含む霞が関全域を支配して14年!
霞が関に住む我々が正当な権利と自由を要求して 何度本石町の圧制者どもにふみにじられたことか!!
かつて森永貞一郎先輩は日本人の革新は官庁の中の官庁たる我々から始まると言った!
その言葉のとおり!我々は過酷な民主党政権を生活の場としながら共に苦悩し、
練磨して今日を築きあげてきた!
我が大蔵省は財金再統合の夢と理想をまさに形あるものとしてきたのだ!!
大蔵省の掲げる職員一人一人の究極の自由の為の戦いを!神が見捨てるわけがない!!
わたしの弟、諸君らが愛してくれた斎藤デンスケは死んだ!
何故だ!!?(坊やだからさ)
新しい時代の覇権を我等選ばれた大蔵省が得るのは歴史の必然である!!
ならばこそ我々はデンスケの前に襟を正し!
士気を高め!
この戦局を打開しなければならないっ!!
人類全体の明日のために!!
しかしながら日本銀行のモグラどもは自分たちのみが人類の支配権を有するとして我々に攻撃を加える!!
諸君の父も子も兄弟も!その無分別な暴力の前に死んでいったのだ!!
この悲しみを怒りを!忘れてはならないっ!!
それをデンスケは死をもって!我々に示してくれたのだ!!
我々は今!この怒りを結集し日本銀行に叩きつけるべきである!
そうしてこそはじめて真の勝利を得ることができる!!
この勝利こそ戦いに斃れた者達への!最大の慰めとなるっ!
国民よ!
悲しみを怒りにかえて立て!
国民よ!!
我等大蔵省の職員こそ神に選ばれた民であることを決して忘れてはならないっ!!
優良種たる我等こそ日本人を救い得るのである!!
ジーク・大蔵!!

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武藤敏郎(元財務事務次官、昭和41年入省、ミスター財務省)、栄光の時

我が忠勇なる財務省職員達よ、
今やハゲタカファンドの半数が我が日銀砲によって宇宙に消えた。
この輝きこそ我等財務省の正義の証しである。
決定的打撃を受けた日本銀行に如何ほどの戦力が残っていようとも、それは既に形骸である。
敢えて言おう、カスであると!
それら軟弱の集団が、この財務省を抜くことは出来ないと私は断言する。
人類は我等選ばれた優良種たる日本人に管理運営されて、初めて永久に生き延びることが出来る。
これ以上戦い続けては日本そのものの危機である。
日本銀行の無能なる者どもに思い知らせてやらねばならん。
今こそ日本人は明日の未来に向かって立たねばなぬ時であると!
ジーク・大蔵!

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最後は、西野大亮(財務省大臣官房秘書課長補佐、平成15年入省、つまり採用人事担当)

今ここに諸君等有望なる新入生を迎えて、大いなる期待を禁じえない。
時代は現在、新たな局面へと向かいつつある!いかなる局面へか!?人類史の偉大な発展への局面である!!
政界を支配することによって、我々は無限の可能性を手にした。
誰の可能性か!?日本人全体のか!?
否!!
我等財務省キャリア官僚にのみ許された可能性であるっ!!
財務省キャリア官僚の新しい能力こそが停滞した人類史を打破するのである!
竹下登以来の困難な時代を経て、
かつて「田中角栄に強姦された」とさえ呼ばれていた財務省の職員達は選ばれた民となった!
期せずして、人類史の最前列に立ったのだ!!
諸君は更にその前衛である!!
エリートを自負することに躊躇するな諸君!諸君はエリートだ!
選ばれた民の中から更に厳しく選抜されてここにいる諸君等こそ、
日本国の守護者であると共に新人類のリーダーである!
奮起せよ!
未来の将星をめざして邁進せよ!
我と我が戦線に加われ!!

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AJWRで毎回「ガンダムネタ」を求められそうなので、
尊敬する(嘘)ギレン総帥の演説で遊んでみました


2012年4月4日(水曜日)

緒戦勝利間近!

カテゴリー: - kurayama @ 23時39分07秒

慶賀に耐えん。その一。
 河野龍太郎日銀委員候補、おそらく否決!
 この期に及んで辞退していない時点で悪あがきか。
 ようやく反撃の狼煙ですな。
 ただしまだまだ緒戦。

慶賀に耐えん。その二。
 今週の『週刊ポスト』4月13日号。部分的には以下。
http://tinyurl.com/6ra7zgm

 重要なところを抜き出すと、

 主計局や銀行局の元審議官が
「増税と経済政策は車の両輪」みたいなことを連呼して勝次官をアホ呼ばわりした後で、

今世紀に入って財務省に君臨した元次官2人の意見はこうだ。

「拙速すぎる。増税というのは、叩き台があって、議論があって、調整があってできるものだ。まるで1日で潰れた細川政権の『国民福祉税』のようだ。勝君は功に走っているなら、今からでも勇気ある撤退を決断すべきだ。今はその時期でないことを表明し、2年後くらいに議論を再開する余地を残して身を引くべきだ」

「私の得たニュアンスでは、勝はあそこまで強引に増税する気はなかったと思う。野田さんが勝以上にスイッチが入ってしまっている。

 増税の影響は様々なところに出てくるから、じっくり検討する必要がある。増税すればパラダイス、という今の霞が関の雰囲気は、私から見ても異常だ」

 この記事の指す元次官なんて武藤さんと細川さんしかいない。
 どっちがどちらの発言をしているかは、まあ想像するということで。笑

 この記事の意味を知りたい方は、今すぐ本屋に走りましょう。

 

相変わらずアマゾンの

 

「公務員・官僚部門」1位!

 

検証 財務省の近現代史

 

政治との闘い150年を読む

 

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2012年4月3日(火曜日)

まとめて近況

カテゴリー: - kurayama @ 09時12分42秒

 この瓦礫の山のように廃墟となった世界を、どう立て直せばよいのだろうか。。。
 まったく希望が見えない(比喩)。

 さて、ここのところ、家に帰ればバタンキューの生活で砦の更新が滞っていました。
 ということでまとめて近況報告。

29日(木曜)
 用事3件。
 2件目では某美人ホラー作家に
「日本の防衛大臣は田中直紀なんですよ」
などと、これ以上ないほど怖がらせる。
 ついでに編集が「岸信介は池乃めだかだったんですね?」と言い出し、盛り上がる。
 間違っても1件目の人には言えない発言だ。笑
 詳細は極秘。そのうち公開!

3件目は「愛国美女会議」の“執事”。
↑命名、宮脇淳子先生。
 AJER木曜隔週レギュラーよろしくです。

30日(金曜) 31日(土曜)
 龍馬プロジェクトという、保守系地方議員の会の合宿で講義。
 お題は「政治家に必要な歴史認識」。
 90分×6コマも私にやらせるのだから、相当にまじめな集団でしょう。
 で、中身は?

・維新回天はなぜできたのか?
・元老に学ぶ国創りと憲政の常道
・日本を追い詰めた「仕掛け」
・池田勇人の学ぶ復興と高度成長
・教養として知っておきたい現代史
・ドラえもんがわかれば世界がわかる
・近衛内閣末期の真実。東條英機は上島竜平だった?

などなど。
 みなさん熱心でして、12人は全コマ参加、部分的参加の方が他に8人くらいだったかん。

 それはそうと、悲劇は31日の夜に。。。
 鍵がない!
 あるべきはずの場所にない!
 ということで、翌朝も家中ひっくり返して大騒ぎ!

1日(日曜)
 藤井厳喜先生主催の花見に大遅刻。
 次の予定が渡辺哲也さんとのトークライブとか。
 相当出来上がっておられましたが、さらに赤ワインをがぶ飲み。
 大丈夫だったのかなあ。
 さらに遅れてきたグルジア人と「スターリンは悪い奴だ」と盛り上がる。
 まじめに参考になったのは、シェワルナゼの時は治安が悪く、
 銃での被弾だけでも、泥棒に1回、警官に2回とか。
 サーカシビリになって劇的によくなったらしい。
 しかし、外交はネトウヨ的に下手だとか。それは納得。

 ちなみに鍵は見つからず。。。

2日(月曜)
 この日も鍵は見つからず。
 朝からひたすらパニック。
 あきらめて出かけようとスーツに着替えたら、、、
 ポケットに入っていた。。。
 わたしゃ、サザエさんか?!

 それはさておき、再び。

 この瓦礫の山のように廃墟となった世界を、どう立て直せばよいのだろうか。。。
 まったく希望が見えない(現実)。


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