和毅　８・１世界初挑戦決定　３兄弟王者でギネスや！

世界戦が決まり、兄・興毅（左）とファイティングポーズをとる亀田和毅 Photo By スポニチ

　ボクシングの亀田ジムは６日、亀田３兄弟の三男でＷＢＯ世界バンタム級５位の和毅（２１）が８月１日にフィリピンのセブ島で同級王者のパウルス・アンブンダ（３２＝ナミビア）に挑戦すると発表した。興毅（２６）、大毅（２４）に続いて３兄弟での世界王座獲得となれば、世界初の快挙。亀田家はギネス世界記録にも申請する意向だ。

　亀田家の夢を実現する舞台が整った。待望の世界初挑戦が決まった和毅は純白のスーツにピンクのネクタイで会見に登場し「とうとう来たなという感じ」とスッキリした表情で喜びを口にした。日本人初３階級制覇の興毅、元ＷＢＡ世界フライ級王者の大毅に続く３兄弟世界王者となれば世界初となる。「プレッシャーはあるけれど、１回で獲ります」と力強く誓った。偉業達成なら「ギネスブックに載るでしょ」とギネス世界記録にも申請する意向だ。ＷＢＯは４月に日本ボクシングコミッション（ＪＢＣ）が承認したばかり。「ＷＢＯの日本人第１号王者になります」と宣言した。

　開催地は王者の地元でもないフィリピン・セブ島。ＪＢＣでは国内での世界挑戦は日本か東洋太平洋の王座獲得者に限定するルールを設定し、和毅は資格を満たしていない。相手のアンブンダは０４年アテネ五輪フライ級ベスト８で、プロ２０戦無敗。「８月１日から１０年間は俺の時代になる」。亀田家の最終兵器はどこまでも自信たっぷりだった。