てぃんふぁ沖縄放射能市民測定所 会員説明会
朱い花と一瞬の宇宙

何気ない小さな花にも、共に生きているという感動を覚える。
どんなに心が疲れていても、感じる力を忘れない自分でいたい。
先輩に教えていただいた。「体験化された知識を知恵という。」
そこがコンピューターと人間の違い。知識や情報が増えても体験化、
肉体化されなければ、自分の人生を生きていることにはならない。
てぃんふぁ沖縄放射能市民測定所 会員説明会
本日終了。やはり告知が行き届いてなかったようで、
参加人数12名。測定者Y氏は不参加。
てぃんふぁ沖縄放射能市民測定所 会員説明会
日 時:2013年3月16日午後6時30分~
場 所:リトミック音楽院(佐敷字津波古)
1 簡単な経過説明
(1) 2012年4月下旬に、M氏とS医師が佐敷在のT氏に面会に来た。要件は「子供たちの未来のために、食材の放射能測定を行いたいが、測定機の設置場所を探している。設置に協力してほしい。」との提案であった。T氏は「ガレキ焼却反対運動の取り組み及び土地の放射能汚染」を懸念して断った。
(2) 2度目の話し合いがあり、「測定機は県民共有の財産、私物化を避けるため、委員会で管理運営する。」とS医師とT氏が確認し、てぃんふぁ沖縄未来にいのちをつなぐ会(以下「てぃんふぁ沖縄」という)が受け入れることで同意した。
(3) てぃんふぁ沖縄は、同年5月上旬に、応用光研(株)に測定機を発注し、銀行経由で代金を振り込んだ。5月下旬にプレハブ(測定所)を購入し、T氏所有の土地に設置、6月4日に測定機を受け入れた。測定業務は、Y氏が担当することでスタートした。
(4) 測定料金は、6月中は無料で7月から有料となり、会員も徐々に増え、測定業務は順調に開始された。
(5) 10月6日の話し合いで、突然、S医師は「測定機を購入価格399万円で売却したい」と提案し、同席のK氏が全額即金で購入する意思を表明し、紙袋の399万円を差し出した。事前に話し合いがなされていたのか、全額準備されていた。測定機を受け入れた地権者のT氏は、呼び掛けられず参加してなかった。
(6) 測定者Y氏は「3日待ってくれ」と提案し、話し合いは散会した。
(7) その後、測定者Y氏は400万円を準備した。測定者Y氏は「測定機の所有権は、3つどもえにして宙に浮かすべきである。」と言い、「400万円は購入を装う見せ金である」と明言した。測定者Y氏に「3つどもえとは誰か」と確認をしたところ、てぃんふぁ沖縄、K氏(避難ママ)、測定者Y氏の3人であると説明した。
(8) 所有問題は、「将来のトラブルを避けるため、所有権者を明確にすべきである。」これが、てぃんふぁ沖縄の考え方である。測定者Y氏の考え方とは根本的に異なる。
(9) その後、K氏は「399万円で買った」と表明した。K氏に所有権の確認をしたところ、測定機の購入を曖昧にした。私達の理解を超えたK氏の言動に驚かされた。
(10)K氏、測定者Y氏のすることは、私達沖縄人には「さっぱりわからん」というのが実際のところである。放射能測定機の所有は、設置当初のS医師とT氏の確認を踏まえ、発注書、領収書等から判断して「てぃんふぁ沖縄」にある。そして、測定機は県民共有の財産である。
(11)2月6日の第6回運営委員会で、測定所の運営、測定料及び生体の取り扱い等の改正をするため、1週間程度の一時的休業を確認した。
(12)2月9日(土)に測定者Y氏が「私物を取りに来た」と云い測定所に入った。同氏が帰った後に調べたら、測定所のパソコンプログラムが全面消去され、測定データ、CD-ROM、校正用の砂、会員データ等が持ち出された。事実上、この時点で測定機能が停止させられた。
(13)運営委員長から「測定所ブログのパスワードを教えてほしい」との再三の要望も拒否された。その理由として、測定所ブログは「私物である」との返事である。
(14)放射能測定機の所有は「てぃんふぁ沖縄」にあり、県民共有の財産である。同時に測定データ、会員データ及び測定所ブログ等も「てぃんふぁ沖縄」に帰属するものと理解している。
2 測定者Y氏に測定業務を任せられない理由
(1) 測定者Y氏の私物化
2/9に測定者Y氏が「私物を取りに来た」と言って、パソコンから全データを消去し、測定データ、CD-ROM、校正用の砂、会員リスト、ICレコーダー等を持ち去った。何度も返却要求しているが拒否されたままだある。その後、運営委員会は「会員の皆様への休業についてのお知らせ」を、確認どおりてぃんふぁ沖縄放射能市民測定所ブログにアップするよう測定者Y氏に要請したが拒絶された。
運営委員長から測定所ブログのパスワードを教えてほしいとの再三の要望も拒否された。さらに、「てぃんふぁ沖縄」の名称も「てぃんふぁ沖縄未来にいのちをつなぐ会」に返却してもらいたいとの要請にも応じない。
理由は、すべては「私物である」との返事。目に余る言動である。測定者Y氏は信頼関係が構築できず、チームプレイができない。
パソコンの全データ消去及びCD-ROM等の持ち出しは、犯罪行為に当たるか否か、警察と相談中である。
(2) ゲルマでの検証
健康補助食品Sのパソコンでの公表は重大な問題である。かいざんを要求しているのではない。1検体の測定を1日に4回計55469秒(15時間以上)測定し、セシウム134、137共に<検出されず>であっても、疑わしいと印象づけるため赤文字で表記するなど、測定者Y氏のサジ加減で決められていいものか。てぃんふぁ沖縄は、企業経営を妨害する事が目的ではない。
赤文字で表記しアップする前に、同一検体物を琉大機器分析支援センターのゲルマで測定し検証すべきである。もし、企業からの訴訟でも起こされたら、その責任は運営委員長である共同代表になる。今後も、このような測定をするならば、運営委員会や市民運動を危険な状況に追い込むことになる。
(3) 尿等の生体の検査
てぃんふぁ沖縄放射能市民測定所利用規約の2.測定できる検体の種別の「12歳までの子どもの尿」は、2/28の第8回運営委員会で削除することが決定した。
今後、尿の測定は行わない。
福祉保健部医務課や所轄の保健所は以下の理由で問題点を指摘している。
① 食材と尿を同一機器で測定することは、衛生管理上の問題が発生する。
② 上記の件について、所轄の保健所から行政指導の可能性がある。
③ 尿の保管設備が常備されてない。
④ 尿の廃棄処理方法(設備、委託)が整ってない。
⑤ 尿を測定するための、検査機関位置づけがされてない。
⑥ 医師法や検査技師法との抵触が懸念される。
尿等の検査後の廃棄処理、法との抵触等の問題が発生した場合の責任は運営委員長である共同代表になる。現状での生体の検査は、行政及び司法に介入の口実を与える結果になりかねないと云うことを測定者Y氏は理解してない。
(4) 放射能汚染物の放置
4ヵ月以上もの間、測定所周辺に測定済みの放射能汚染物質が放置されたままである。汚染された米ぬかは、野ざらし状態で放置されているため、ビニール袋が破損し露出したら、放射能汚染物質が雨に流されたり、風に吹き飛ばされたり、大変な事態になることは明らかである。地権者の健康被害と精神的不安、そして提供した土地の汚染を考えると緊急を要する問題であり、人の命にかかる問題である。
測定者Y氏に強く言いたい。「早急に測定所内と周辺に放置した測定済みの放射能汚染物質を処理すべきである。東電に郵送すると言うのであれば速やかに実行すべきである。」
放射能測定を依頼する人は安心と安全を買い、逆に土地と建物を提供した地権者が身の危険とリスクを負うことになる。これは日本の平和と安全のために、沖縄が基地の危険負担を押しつけられている現状と類似する。
(5) 測定者Y氏のT委員に対する誹謗中傷
測定者Y氏によるT委員への誹謗中傷は、運営委員会の会議中に文書で行われた。その一部が以下のとおりである。
「旧てぃんふぁ沖縄のメンバーとのトラブルが警察沙汰になるほどの紛争が続き」「民主党員でありながら、瓦礫の焼却反対」「影の代表と呼ばれる行為が続く」
「他委員との不整合を惹起させ混乱を生じさせている」「測定所の会計を突然とりあげ、自身の目的とする未払金等の科目を掲載したいがため、経理担当者に対する侮辱があった」等々により、「T氏の委員からの辞任を要求します。」さらに、「要求が却下された場合には、今回の出来事の委細を公表し」云々に至っては、まさしく脅迫である。このような誹謗中傷は名誉棄損にあたらないか。運営委員長及びT委員は(1)、(4)と併せて法的措置を検討している。
3 今後の課題と対応
(1) 会員への残金の返金
てぃんふぁ沖縄放射能市民測定所運営委員会は、2/28の第8回運営委員会で
会員の皆様に以下の2点を選択肢として提案した。
① 「継続を希望する会員は、休止期間に匹敵する期間の会員資格を延長する。」
② 「脱会を希望する会員は、残留期間に匹敵する年会費の金額を算出し返金する。」
としたが、測定者Y氏からの会員名簿の返却が無く、会員への連絡が困難なため、上記2点の選択肢も全会員に伝えられないのが実情である。再検討した結果、会員各位に対する影響を最小限にするため、全会員に残留期間に匹敵する年会費を算出し返金することにした。
(2) 測定者Y氏への提案 (優先順位1の対応)
Y氏に対し、3月11日付けメールで提案したことを再び提案する。
「てぃんふぁ沖縄放射能市民測定所運営委員会」及び地権者として、以下の条件を受け入れたら、<Y氏が測定機を私有地から運び出すことに同意する。>
条件1 使用中の「てぃんふぁ沖縄」の名称を、T氏(発案者で提案者)に即刻返却すること。
条件2 測定所を50万円(プレハブ購入代金+工事費+原状回復費用)で買い取ること。
条件3 4ヵ月以上前から測定所周辺に放置された放射性物質(測定済みの米ぬか等)を迅速に処理すること。
条件4 測定機の提供者S医師の確認を取り、同意書(Y氏作成可)を作成し、Y氏押印の上提出すること。
条件5 測定機及び測定所の移動は、3月31日を期限とする。
(3)メーカーへの依頼と自主測定の継続 (優先順位2の対応)
運営委員会は「会員の意向を尊重し、早急に測定業務を再開したいので、測定データ、CD-ROM、校正用の砂、会員名簿、ICレコーダー等を返却してほしい。もし、返す意志がないようであれば、メーカーに修復作業を依頼するつもりである。」
これは測定者Y氏に対し直接提案し、メールでも要請した内容である。測定者Y氏より、CD-ROMや校正用の放射性物質をS医師に返却するとメールによる返信があった。運営委員会は、測定業務の再開に向けて、メーカーの応用光研(株)に連絡を取り復旧立ち上げを要請している。6月となっている1年点検と校正を前倒しに行うことを要請し以下の3点を確認した。
① 測定機の校正及びパソコンの復旧
② 復旧用CD-ROM、校正用の放射性物質の再提供
③ 測定スタッフの研修の実施
「てぃんふぁ沖縄」は、今後、県民を放射能汚染・内部被曝から守るため食の安心安全を確保し、沖縄の未来と農地と自然環境を守るため次の活動を行う。
① 県民の食材の測定及び学校給食の測定
② 農地の測定及び自然環境の定点(観測)測定
③ 「学校給食の放射能測定」「保健所等公共機関における市民の食材の放射能測定」の実施を要求する。
④ 県立病院や法人病院等公共機関で「尿検査による放射能測定」等を実施し、内部被曝の現状を把握し対策を要求する。
⑤ 上記③④については、行政の長への要請及び議会への陳情として取り組む。
(4)「県民の共同所有権」の確立 (優先順位3の対応)
1人の医師の思いが市民団体「てぃんふぁ沖縄」と出会い、「測定機は県民共有の財産であり、その管理運営は運営委員会が行う。」と云う合意のもと、沖縄になかった新しい市民運動の形を創造した。ところが測定機の所有権が事実上宙に浮き、県民の共有財産として実体化できず混迷が続いた。
「てぃんふぁ沖縄」は、放射能から県民の生命と平和を守り、子供たちの未来を守るために、放射能測定機に対する『県(市)民の共同所有権を確立する』3つの具体案を提案する。
1案 大学の研究機関等に提供し、市民との共同研究、共同使用を実現する。
2案 沖縄県に提供し、県民の共有財産として位置づけ、共同所有・共同使用を確立する。
3案 市町村に提供し、市民の共有財産として位置づけ、役所ホールに設置し、共同使用を確立する。
何気ない小さな花にも、共に生きているという感動を覚える。
どんなに心が疲れていても、感じる力を忘れない自分でいたい。
先輩に教えていただいた。「体験化された知識を知恵という。」
そこがコンピューターと人間の違い。知識や情報が増えても体験化、
肉体化されなければ、自分の人生を生きていることにはならない。
てぃんふぁ沖縄放射能市民測定所 会員説明会
本日終了。やはり告知が行き届いてなかったようで、
参加人数12名。測定者Y氏は不参加。
てぃんふぁ沖縄放射能市民測定所 会員説明会
日 時:2013年3月16日午後6時30分~
場 所:リトミック音楽院(佐敷字津波古)
1 簡単な経過説明
(1) 2012年4月下旬に、M氏とS医師が佐敷在のT氏に面会に来た。要件は「子供たちの未来のために、食材の放射能測定を行いたいが、測定機の設置場所を探している。設置に協力してほしい。」との提案であった。T氏は「ガレキ焼却反対運動の取り組み及び土地の放射能汚染」を懸念して断った。
(2) 2度目の話し合いがあり、「測定機は県民共有の財産、私物化を避けるため、委員会で管理運営する。」とS医師とT氏が確認し、てぃんふぁ沖縄未来にいのちをつなぐ会(以下「てぃんふぁ沖縄」という)が受け入れることで同意した。
(3) てぃんふぁ沖縄は、同年5月上旬に、応用光研(株)に測定機を発注し、銀行経由で代金を振り込んだ。5月下旬にプレハブ(測定所)を購入し、T氏所有の土地に設置、6月4日に測定機を受け入れた。測定業務は、Y氏が担当することでスタートした。
(4) 測定料金は、6月中は無料で7月から有料となり、会員も徐々に増え、測定業務は順調に開始された。
(5) 10月6日の話し合いで、突然、S医師は「測定機を購入価格399万円で売却したい」と提案し、同席のK氏が全額即金で購入する意思を表明し、紙袋の399万円を差し出した。事前に話し合いがなされていたのか、全額準備されていた。測定機を受け入れた地権者のT氏は、呼び掛けられず参加してなかった。
(6) 測定者Y氏は「3日待ってくれ」と提案し、話し合いは散会した。
(7) その後、測定者Y氏は400万円を準備した。測定者Y氏は「測定機の所有権は、3つどもえにして宙に浮かすべきである。」と言い、「400万円は購入を装う見せ金である」と明言した。測定者Y氏に「3つどもえとは誰か」と確認をしたところ、てぃんふぁ沖縄、K氏(避難ママ)、測定者Y氏の3人であると説明した。
(8) 所有問題は、「将来のトラブルを避けるため、所有権者を明確にすべきである。」これが、てぃんふぁ沖縄の考え方である。測定者Y氏の考え方とは根本的に異なる。
(9) その後、K氏は「399万円で買った」と表明した。K氏に所有権の確認をしたところ、測定機の購入を曖昧にした。私達の理解を超えたK氏の言動に驚かされた。
(10)K氏、測定者Y氏のすることは、私達沖縄人には「さっぱりわからん」というのが実際のところである。放射能測定機の所有は、設置当初のS医師とT氏の確認を踏まえ、発注書、領収書等から判断して「てぃんふぁ沖縄」にある。そして、測定機は県民共有の財産である。
(11)2月6日の第6回運営委員会で、測定所の運営、測定料及び生体の取り扱い等の改正をするため、1週間程度の一時的休業を確認した。
(12)2月9日(土)に測定者Y氏が「私物を取りに来た」と云い測定所に入った。同氏が帰った後に調べたら、測定所のパソコンプログラムが全面消去され、測定データ、CD-ROM、校正用の砂、会員データ等が持ち出された。事実上、この時点で測定機能が停止させられた。
(13)運営委員長から「測定所ブログのパスワードを教えてほしい」との再三の要望も拒否された。その理由として、測定所ブログは「私物である」との返事である。
(14)放射能測定機の所有は「てぃんふぁ沖縄」にあり、県民共有の財産である。同時に測定データ、会員データ及び測定所ブログ等も「てぃんふぁ沖縄」に帰属するものと理解している。
2 測定者Y氏に測定業務を任せられない理由
(1) 測定者Y氏の私物化
2/9に測定者Y氏が「私物を取りに来た」と言って、パソコンから全データを消去し、測定データ、CD-ROM、校正用の砂、会員リスト、ICレコーダー等を持ち去った。何度も返却要求しているが拒否されたままだある。その後、運営委員会は「会員の皆様への休業についてのお知らせ」を、確認どおりてぃんふぁ沖縄放射能市民測定所ブログにアップするよう測定者Y氏に要請したが拒絶された。
運営委員長から測定所ブログのパスワードを教えてほしいとの再三の要望も拒否された。さらに、「てぃんふぁ沖縄」の名称も「てぃんふぁ沖縄未来にいのちをつなぐ会」に返却してもらいたいとの要請にも応じない。
理由は、すべては「私物である」との返事。目に余る言動である。測定者Y氏は信頼関係が構築できず、チームプレイができない。
パソコンの全データ消去及びCD-ROM等の持ち出しは、犯罪行為に当たるか否か、警察と相談中である。
(2) ゲルマでの検証
健康補助食品Sのパソコンでの公表は重大な問題である。かいざんを要求しているのではない。1検体の測定を1日に4回計55469秒(15時間以上)測定し、セシウム134、137共に<検出されず>であっても、疑わしいと印象づけるため赤文字で表記するなど、測定者Y氏のサジ加減で決められていいものか。てぃんふぁ沖縄は、企業経営を妨害する事が目的ではない。
赤文字で表記しアップする前に、同一検体物を琉大機器分析支援センターのゲルマで測定し検証すべきである。もし、企業からの訴訟でも起こされたら、その責任は運営委員長である共同代表になる。今後も、このような測定をするならば、運営委員会や市民運動を危険な状況に追い込むことになる。
(3) 尿等の生体の検査
てぃんふぁ沖縄放射能市民測定所利用規約の2.測定できる検体の種別の「12歳までの子どもの尿」は、2/28の第8回運営委員会で削除することが決定した。
今後、尿の測定は行わない。
福祉保健部医務課や所轄の保健所は以下の理由で問題点を指摘している。
① 食材と尿を同一機器で測定することは、衛生管理上の問題が発生する。
② 上記の件について、所轄の保健所から行政指導の可能性がある。
③ 尿の保管設備が常備されてない。
④ 尿の廃棄処理方法(設備、委託)が整ってない。
⑤ 尿を測定するための、検査機関位置づけがされてない。
⑥ 医師法や検査技師法との抵触が懸念される。
尿等の検査後の廃棄処理、法との抵触等の問題が発生した場合の責任は運営委員長である共同代表になる。現状での生体の検査は、行政及び司法に介入の口実を与える結果になりかねないと云うことを測定者Y氏は理解してない。
(4) 放射能汚染物の放置
4ヵ月以上もの間、測定所周辺に測定済みの放射能汚染物質が放置されたままである。汚染された米ぬかは、野ざらし状態で放置されているため、ビニール袋が破損し露出したら、放射能汚染物質が雨に流されたり、風に吹き飛ばされたり、大変な事態になることは明らかである。地権者の健康被害と精神的不安、そして提供した土地の汚染を考えると緊急を要する問題であり、人の命にかかる問題である。
測定者Y氏に強く言いたい。「早急に測定所内と周辺に放置した測定済みの放射能汚染物質を処理すべきである。東電に郵送すると言うのであれば速やかに実行すべきである。」
放射能測定を依頼する人は安心と安全を買い、逆に土地と建物を提供した地権者が身の危険とリスクを負うことになる。これは日本の平和と安全のために、沖縄が基地の危険負担を押しつけられている現状と類似する。
(5) 測定者Y氏のT委員に対する誹謗中傷
測定者Y氏によるT委員への誹謗中傷は、運営委員会の会議中に文書で行われた。その一部が以下のとおりである。
「旧てぃんふぁ沖縄のメンバーとのトラブルが警察沙汰になるほどの紛争が続き」「民主党員でありながら、瓦礫の焼却反対」「影の代表と呼ばれる行為が続く」
「他委員との不整合を惹起させ混乱を生じさせている」「測定所の会計を突然とりあげ、自身の目的とする未払金等の科目を掲載したいがため、経理担当者に対する侮辱があった」等々により、「T氏の委員からの辞任を要求します。」さらに、「要求が却下された場合には、今回の出来事の委細を公表し」云々に至っては、まさしく脅迫である。このような誹謗中傷は名誉棄損にあたらないか。運営委員長及びT委員は(1)、(4)と併せて法的措置を検討している。
3 今後の課題と対応
(1) 会員への残金の返金
てぃんふぁ沖縄放射能市民測定所運営委員会は、2/28の第8回運営委員会で
会員の皆様に以下の2点を選択肢として提案した。
① 「継続を希望する会員は、休止期間に匹敵する期間の会員資格を延長する。」
② 「脱会を希望する会員は、残留期間に匹敵する年会費の金額を算出し返金する。」
としたが、測定者Y氏からの会員名簿の返却が無く、会員への連絡が困難なため、上記2点の選択肢も全会員に伝えられないのが実情である。再検討した結果、会員各位に対する影響を最小限にするため、全会員に残留期間に匹敵する年会費を算出し返金することにした。
(2) 測定者Y氏への提案 (優先順位1の対応)
Y氏に対し、3月11日付けメールで提案したことを再び提案する。
「てぃんふぁ沖縄放射能市民測定所運営委員会」及び地権者として、以下の条件を受け入れたら、<Y氏が測定機を私有地から運び出すことに同意する。>
条件1 使用中の「てぃんふぁ沖縄」の名称を、T氏(発案者で提案者)に即刻返却すること。
条件2 測定所を50万円(プレハブ購入代金+工事費+原状回復費用)で買い取ること。
条件3 4ヵ月以上前から測定所周辺に放置された放射性物質(測定済みの米ぬか等)を迅速に処理すること。
条件4 測定機の提供者S医師の確認を取り、同意書(Y氏作成可)を作成し、Y氏押印の上提出すること。
条件5 測定機及び測定所の移動は、3月31日を期限とする。
(3)メーカーへの依頼と自主測定の継続 (優先順位2の対応)
運営委員会は「会員の意向を尊重し、早急に測定業務を再開したいので、測定データ、CD-ROM、校正用の砂、会員名簿、ICレコーダー等を返却してほしい。もし、返す意志がないようであれば、メーカーに修復作業を依頼するつもりである。」
これは測定者Y氏に対し直接提案し、メールでも要請した内容である。測定者Y氏より、CD-ROMや校正用の放射性物質をS医師に返却するとメールによる返信があった。運営委員会は、測定業務の再開に向けて、メーカーの応用光研(株)に連絡を取り復旧立ち上げを要請している。6月となっている1年点検と校正を前倒しに行うことを要請し以下の3点を確認した。
① 測定機の校正及びパソコンの復旧
② 復旧用CD-ROM、校正用の放射性物質の再提供
③ 測定スタッフの研修の実施
「てぃんふぁ沖縄」は、今後、県民を放射能汚染・内部被曝から守るため食の安心安全を確保し、沖縄の未来と農地と自然環境を守るため次の活動を行う。
① 県民の食材の測定及び学校給食の測定
② 農地の測定及び自然環境の定点(観測)測定
③ 「学校給食の放射能測定」「保健所等公共機関における市民の食材の放射能測定」の実施を要求する。
④ 県立病院や法人病院等公共機関で「尿検査による放射能測定」等を実施し、内部被曝の現状を把握し対策を要求する。
⑤ 上記③④については、行政の長への要請及び議会への陳情として取り組む。
(4)「県民の共同所有権」の確立 (優先順位3の対応)
1人の医師の思いが市民団体「てぃんふぁ沖縄」と出会い、「測定機は県民共有の財産であり、その管理運営は運営委員会が行う。」と云う合意のもと、沖縄になかった新しい市民運動の形を創造した。ところが測定機の所有権が事実上宙に浮き、県民の共有財産として実体化できず混迷が続いた。
「てぃんふぁ沖縄」は、放射能から県民の生命と平和を守り、子供たちの未来を守るために、放射能測定機に対する『県(市)民の共同所有権を確立する』3つの具体案を提案する。
1案 大学の研究機関等に提供し、市民との共同研究、共同使用を実現する。
2案 沖縄県に提供し、県民の共有財産として位置づけ、共同所有・共同使用を確立する。
3案 市町村に提供し、市民の共有財産として位置づけ、役所ホールに設置し、共同使用を確立する。