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【清野貴幸】女性5人組のご当地アイドル「ひめキュンフルーツ缶」(ひめキュン)が8月、大手レコード会社からメジャーデビューする。地元以外にもファンを広げ、結成時に目指していた「3年で全国アイドルに」の目標に一歩近づいた。メンバーは「CDをいつかはミリオンセラーに」と夢をふくらませている。
ひめキュンは県内出身の15〜21歳のグループ。2010年8月に結成され、主に松山市のライブハウス「松山キティホール」の定期公演で支持を広げた。2年目からは東京でも公演を始め、単独ツアーも全国の主要都市で敢行。松山の定期公演のチケットは毎回すぐ完売となる人気ぶりだ。
デビュー時から見守ってきた音楽プロデューサーの井上卓也さん(32)によると、メジャーデビューの話は昨夏ごろ複数のレコード会社からあり、今春に決まった。インディーズでは既にデビュー曲がオリコンチャート1位になるなど知名度は高まりつつあるが、大手のCD販売力や宣伝力は別格という。
歌とダンスのパフォーマンスの高さは全国的に注目されている。期待の高まりをうかがわせるように、メジャー第1弾シングル「アンダンテ」は日本テレビ系歌番組の8月のエンディング曲に決定。埼玉のラジオ番組で7月からのレギュラーも決まっており、全国進出が加速している。
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朝日新聞社会部